system

Oracle FS Data Protection Manager (DPM) に接続されているOracle FS Systemを管理します。

形式

ofsdpmcli system ‑help

ofsdpmcli system ‑list [‑details] [‑oraclefs serialNumber]

ofsdpmcli system ‑modify‑system serialNumber ‑username usersname [‑isManaged {true | false}]

ofsdpmcli system ‑delete ‑system serialNumber

説明

Oracle FS Data Protection Manager (DPM) に接続されているOracle FS Systemを管理します。

system サブコマンドは、次のいずれかのアクションを実行する場合に使用します。

DMP によって管理される、指定されたOracle FS Systemまたは Oracle Axiom システムの詳細を一覧表示します。
指定されたOracle FS Systemまたは Oracle Axiom システムのログイン資格証明を変更します。
指定されたOracle FS Systemまたは Oracle Axiom システムのログイン資格証明を削除します。

アプリケーションや整合性グループの表示、およびシステムへのチェックポイントの作成や管理を行うには、Oracle FS Systemまたは Oracle Axiom システムへのログイン資格証明を指定して、そのシステムへの DPM のアクセスを有効にする必要があります。ユーザーが提供するログイン名とパスワードは、DPM がOracle FS Systemまたは Oracle Axiom システムへのアクセス時に使用する管理資格証明になります。‑isManaged パラメータを設定し、oraclefs 資格証明を提供できます。‑isManaged オプションを設定すると、Oracle FS Systemまたは Oracle Axiom システムに属するアプリケーションや整合性グループLUNを DPM に表示できるようになります。

サブコマンド

‑help

system サブコマンドのヘルプドキュメントを表示します。

‑list

DPM で管理されている Oracle FS System または Oracle Axiom システムの一覧を表示します。

有効なオプション:

‑details: Oracle FS Systemまたは Oracle Axiom システムの追加詳細を提供します。
‑system: 情報を表示するOracle FS Systemまたは Oracle Axiom システムを指定します。

‑modify

DPM で管理されているOracle FS Systemまたは Oracle Axiom システムの管理ログイン資格証明を変更して格納します。

有効なオプション:

‑system

変更するOracle FS Systemまたは Oracle Axiom システムのシリアル番号を指定します。

‑username

Oracle FS Systemまたは Oracle Axiom システムで使用する新しいユーザー名を指定します。ofsdpmcli はユーザーにOracle FS System管理用パスワードの入力を求めます。

‑isManaged

DPM でOracle FS Systemまたは Oracle Axiom システムのアプリケーションや整合性グループLUNを表示させるかどうかを指定します。

有効なオプション:

true: Oracle FS Systemまたは Oracle Axiom システムに属するアプリケーション、チェックポイント、および整合性グループが DPM によって管理されていることを示します。
false: Oracle FS Systemまたは Oracle Axiom システムに属するアプリケーション、チェックポイント、および整合性グループが DPM によって管理されていないことを示します。

‑delete

DPM によって格納されたOracle FS Systemまたは Oracle Axiom システムの管理資格証明をクリアします。ログイン資格証明をクリアすると、DPM は、Oracle FS Systemまたは Oracle Axiom システム上に存在するアプリケーションおよび整合性グループ LUN を表示できなくなります。資格証明を回復するには、system ‑modify コマンドを使用します。

有効なオプション:

‑system: DPM からシステム管理資格証明を削除するOracle FS Systemまたは Oracle Axiom を指定します。これにより、DPM からシステムにアクセスできなくなります。

例

管理対象の Oracle FS System または Oracle Axiom システムの詳細を表示するには、system コマンドを実行します。

$ ofsdpmcli system ‑list ‑system A001650XYZ

結果:

Oracle FS System Data Protection Manager ‑ CLI v3.5.0
<data>
   <value>
      <struct>
         <member>
            <name>isConnected</name>
            <value>false</value>
         </member>
         <member>
            <name>isManaged</name>
            <value>true</value>
         </member>
         <member>
            <name>serialNumber</name>
            <value>A001650XYZ</value>
         </member>
         <member>
            <name>username</name>
            <value>administrator</value>
         </member>
      </struct>
   </value>
</data>