仮想スナップショットについて

仮想スナップショットは、ソースまたはターゲットOracle FS System上のデータをロールバックしたり、LUNコピーを作成したりする必要なく、レプリケートされたLUNへのポイントインタイムアクセスを提供します。

仮想スナップショットは、Vsnap と呼ばれ、Oracle MaxRep レプリケーションエンジン上に作成される仮想LUNであり、ホストにマウントできます。仮想スナップショットはターゲット LUN および保持ログ内のデータを使用して、指定された時点の LUN の仮想イメージを作成します。仮想スナップショットは、すばやく作成でき、ターゲットOracle FS Systemのディスク領域を使用しないため、単一ファイルの回復や、データ整合性の確認に最適です。

仮想スナップショットの作成は、現在のレプリケーションを妨げません。ただし、仮想スナップショットへの書き込みは、保持ログLUNに影響することがあります。

読み取り可能および書き込み可能な仮想スナップショットが、レプリケーションペアの保持ログとLUNを共有している場合、変更が仮想スナップショットに適用されたときに、保持ログLUNの容量がいっぱいになる可能性があります。