データ保護計画の管理

保護計画の作成に成功すると、Oracle MaxRep for SAN GUIには「保護計画の管理」ページが表示されます。このページでは、保護計画の詳細を表示したり、ステータスを確認したり、計画の変更や削除を行なったりすることができます。

保護

「保護計画の管理」ページに移動するには、「保護」 > 「Oracle ストレージ」 > 「保護計画の管理」を選択します。

「保護」表には、保護計画に関する情報が表示され、保護計画プロパティーを管理できるアクションが用意されています。

  • すべての保護計画を表示します。

  • すでに完了している計画に保護を追加します。

  • 既存の保護計画の回復シナリオを作成します。

  • 保護計画の整合性ポリシーを管理します。

  • 保護計画を変更します。

  • 保護計画を削除します。

  • 保護計画の名前を編集します。

  • 保護計画のサマリーを表示します。

  • 保護計画をアクティブ化およびアクティブ化解除します。

  • 計画を再アクティブ化します。

  • 保護計画の現在の状態を確認します。

次のボタンを使用すると、保護計画を変更できます。
保護の追加

1 つまたは複数のソースLUNから保護計画を作成します。

既存の計画でこれらのいずれかのアクションを実行するときに、1 対多保護計画を作成します。
  • 別のセカンダリOracle FS Systemを追加します。

  • 既存のセカンダリOracle FS SystemでターゲットLUNを追加します。

回復シナリオの作成
保護計画の回復シナリオのタイプを定義します。使用可能なシナリオは次のとおりです。
ロールバックシナリオの作成

レプリケーション中に書き込み保護されるターゲットLUNを管理できます。

データ検証とバックアップの作成

データの仮想および物理バックアップを管理できます。

整合性ポリシーの管理

新しいアプリケーション整合性ポリシーを作成して実行したり、既存のアプリケーション整合性ポリシーを管理したりすることができます。

計画の詳細

保護計画の設定およびレプリケーションの健全性の概要を表示します。

「保護」表には、保護計画に関する次の詳細を表示します。
保護タイプ
保護計画用に選択された保護のタイプを表示します。
サーバー
保護計画の一部であるレプリケーションエンジンを表示します。
アプリケーション
保護計画用に選択されたアプリケーションを表示します。
アクション
次の保護計画操作を提供します。
サマリー

保護計画の読み取り専用のサマリーを提供します。サマリーを確認後、「戻る」をクリックすると、「保護計画の管理」ページに戻ります。

アクティブ化

保護計画をアクティブ化します。

保護計画オプションを確認したり、準備状況のチェックを実行したりすることもできます。

「保護計画の管理」ページでは、失敗した保護計画をアクティブ化または再アクティブ化することもできます。このページのプロンプトでは、失敗した保護計画に関する特定の問題を解決できます。

変更
保護計画に変更を加えることができます。「変更」をクリックすると、ダイアログに次のオプションが表示されます。
レプリケーションオプションの変更

保護計画のレプリケーションオプションを変更できます。

保持ポリシーの変更

保護計画の保持ポリシーを指定できます。データをバックアップしている保護計画の保持ストレージパスを変更することはできません。

保護の一時停止/再開

保護計画を一時停止、再開、または再起動できます。

再同期の再開

レプリケーションが停止したあとでデータ保護を開始できます。

保護計画の作成処理中にセカンダリOracle FS Systemを選択しておきながら、保護計画のすべてのフィールドを設定しなかった場合、「変更」アクションによって次の保護計画状態になります。
作成が不完全

保護計画が不完全であることを示します。リンクを選択すると、最後の不完全フィールドから保護計画を編集できます。

非アクティブ

保護計画は完了したものの、アクティブではないことを示します。このリンクを選択すると、保護計画のすべてを編集できます。

アクティブ

保護計画は完了していてアクティブであることを示します。このリンクを選択すると、保護計画を編集することはできますが、新しいプライマリOracle FS Systemを選択したり保持ストレージパスを変更したりすることはできません。

削除
削除するために保護計画または保護シナリオを表示できます。保護シナリオを削除すると、保護計画によって管理されるレプリケーションペアも削除されます。このオプションでは、「CDP の保持」のログをパージすることもできます。
注: 保持ジャーナルをパージせずに保護計画を削除すると、レプリケーションエンジンが解放しない保持ストレージパス上にレガシーのジャーナル済みデータが作成されます。このレガシーのジャーナル済みデータによって、その他の保護計画の保持ジャーナル用に使用可能なストレージ容量は削減されます。レプリケーションエンジンから残存するジャーナルをクリアする方法については、Oracle カスタマサポートにお問い合わせください。

赤色の十字アイコン (x) は、不完全な保護計画を示します。このアイコンをクリックすると、計画が削除されます。

非アクティブ化

必要に応じて保護計画を一時停止できます。このオプションでは、「CDP の保持」のログをパージすることもできます。

アクティブ化のステータス
保護計画の状態を表示します。「非アクティブ」ステータスの場合は、「アクティブ化」アクションを使用して計画をアクティブ化できます。「不完全」ステータスの場合は、「変更」アクションを使用して保護計画の作成を完成させることができます。各「アクティブ化のステータス」に必要な適切なアクションについては、下の表を参照してください。
作成が完了していません

保護は完全に作成されていません。「変更」アクションを使用して、保護計画を完了します。

非アクティブ

保護計画は完了しましたが、アクティブ化されていません。計画がアクティブでないときは、データ保護は発生しません。「アクティブ化」オプションを使用して、データ保護を開始します。

Active
アプリケーションデータは、保護の詳細とポリシーを使用して保護されています。このステータスを選択すると、次の使用可能なアクションが表示されます。
  • 保護設定を変更します

  • 保護を削除します

  • 回復シナリオを作成します

  • 既存の回復シナリオを実行します

非アクティブ化の保留中
管理者は、保護計画のアクティブ化解除を開始しました。このステータスを選択すると、計画を強制削除することができる「強制アクティブ化解除」リンクが表示されます。
注: 強制削除では、「CDP の保持」のログはパージされず、その他の保護計画で使用可能な保持ストレージ容量が削減されます。
削除の保留中

管理者は、保護計画の削除を開始しました。このステータスを選択すると、計画を強制削除することができる「強制アクティブ化解除」リンクが表示されます。

最終変更時間

保護計画が変更された最新時間を示します。