ドライブエンクロージャーストレージアレイに関する問題が発生したときに、固定データが発生することがあります。この場合、そのアレイに書き込まれる予定のデータがコントローラのフラッシュバックされたメモリーに残された状態になります。
各 LUN は基盤となるドライブグループストレージに確実に書き込まれる、コミットされたトランザクションの順次レコード (一連の変更済みブロック)。Oracle FS System は、LUN ごとに 1 つのキャッシュを保持します。バックグラウンドで、システムは、各キャッシュを持続ストレージに非同期にフラッシュします。 を保持しています。これらのレコードは書き込みキャッシュと呼ばれるものの中で管理されます。
システムは、キャッシュの 2 つのコピーをフラッシュバックアップ方式のメモリー内に保持しています。プライマリーコピーは、LUN が存在するのと同じコントローラノード上に存在します。セカンダリコピー (ミラー) は、ホームコントローラで障害が発生した場合の回復を可能にするために、パートナーノードのフラッシュバックアップ方式のメモリー内に存在します。
ユーザーデータがまだキャッシュに残っており物理ストレージに書き込まれていない場合、管理者が実行したシャットダウン要求が失敗することがあります。固定データはシャットダウンの失敗につながります。コントローラがドライブエンクロージャーと通信できずキャッシュデータを排出できない場合は、Oracle FS System はそのデータをキャッシュ内に保持 (固定) します。
シャットダウン要求を開始したときに固定データに関するアラートが表示された場合は、に移動してドライブエンクロージャーの詳細を確認します。ハードウェア問題をすべて解決してください。ハードウェア問題があると、コントローラとドライブエンクロージャーが通信できず、キャッシュデータをストレージに排出できないことがあります。