ASR の設定 (コールホーム)

コールホームは、有効になっていると、ASR (Auto Service Request) 機能と連携して特定の Oracle FS System イベントに関するすべての通知とそれに関連付けられたログを My Oracle Support (MOS) に送信する機能です。 コールホーム設定を正しく構成し、MOS システムが適切にイベントを管理できるようにします。
注: コールホームの伝送で顧客データは送信されません。
Oracle FS System はシステムイベントに関する情報が含まれたログバンドルを送信します。ログバンドルは Oracle カスタマサポートがシステムイベントを診断するときに役立ちます。ログバンドルの収集は次のいずれかの方法で開始されます。
手動

管理者がログバンドル収集を依頼しました。ログを手動で MOS に送信し、既存の SR 番号に関連付けることができます。

イベントによるトリガー
システムイベントが発生すると、Oracle FS System が次のアクティビティーを始動します。
  • イベントに関する情報が含まれたログバンドルを収集します

  • ログを MOS にアップロードします

必要があれば MOS がシステムイベントに対する SR を作成し、必要に応じて交換部品を発送します。
定期的

Oracle FS System Manager (GUI) 構成でスケジュールしたとおりシステムが通知を送信します。

ASR 機能がアクティブ化されると、MOS は Oracle FS System から毎日、ハートビートと呼ばれるイベントを受信することを想定します。毎日のハートビートは、ASR 機能をアクティブな状態に維持します。 次のオプションを使用することで、MOS で毎日または毎週ハートビートイベント通知を確実に受信できるようになります。
  • 標準定期的コールホーム

  • 大規模定期的コールホーム

両オプションとも、オプションのスケジュールは変更しないでください。

毎日のハートビートを受信しなかった場合 MOS は、定期ハートビートの期限が過ぎたことを示す SR を作成します。次に MOS はその SR を Oracle カスタマサポートに送信して解決を委ねます。

Oracle FS System はログコレクションのディレクトリを保持します。各コレクションが 1 つのイベントまたは手動のログバンドルを表しています。ログバンドルファイル、ログバンドルファイルの範囲、またはログバンドルファイルのグループを選択して、ダウンロードするか MOS に伝送できます。ログバンドルの名前から、そのバンドルの作成理由、日付、時間 (GMT) や、前のバンドルが作成された理由、日付、および時間がわかります。

複数のログバンドルを MOS に送信するよう Oracle カスタマサポートから依頼されることがあります。手動でログバンドルを作成するときに、「ノート」フィールドに SR 番号を入力できます。MOS はこのログバンドルを自動的にアクティブの SR に関連付けます。

ログバンドルは、必要に応じてローカルサーバーに送信できます。ただし、ログバンドルをローカルサーバーに送信すると、すべての ASR 機能が無効になります。