自動階層化 LUN の変更

自動階層化 LUN の現在のQuality of Service (QoS) 属性を変更しなければならない場合があります。変更には容量の追加やクローン LUN への容量割り当てなどが含まれます。LUN のマッピングや、LUN の割り当て先コントローラを変更することもできます。必要であれば、自動階層化 LUN を単一階層に変換することもできます。

注: 論理ボリュームのストレージクラスを変更すると、そのボリュームは新しいストレージクラスに移行されます。そのボリュームの既存のクローンは新しいストレージクラスに移行されません。

LUN を変更するには、Oracle FS System Manager 画面で QoS 属性を入力します。「LUN の変更」画面には、QoS 情報を入力したり、LUN をホストエントリにマップしたりするための 3 つのタブが含まれています。

重要! LUN を変更する前に、「QoS のリバランス」バックグラウンドタスクがアクティブではないことを確認してください。このタスクは LUN の変更を妨げます。
サービス品質

(必須)「サービス品質」タブでは、割り当てられているボリュームグループまたはストレージドメインを変更できます。グループが存在しない場合は、グループを作成することもできます。このタブではまた、選択されたパラメータに応じてストレージプロファイル、ストレージクラス、冗長性、その他のプロパティーを選択することを含め、QoS 属性のカスタマイズも可能です。また、LUN の容量制限を設定したり、選択された QoS 属性がストレージクラスや全体的なシステムストレージ容量に与える影響を表示したりすることもできます。

マッピング

(オプション) 「マッピング」タブでは、どの SAN ホストエントリが LUN にアクセスできるかを指定できます。

次のいずれかの方法を使用して LUN をマップできます。
  • 特定の LUN 番号を使用して LUN を SAN ホストエントリにマップします。

  • すべての SAN ホストエントリを、同じ LUN 番号を使用して LUN にアクセスするようにマップします。この方法はお勧めできません。

データ保護

(オプション) 「データ保護」タブでは、クローン LUN リポジトリのストレージ容量を割り当てることができます。クローン LUN リポジトリに固有の QoS プロパティーを適用したり、クローンの最大クローン容量を減らすのではなく、増やすことができます。また、データ保護を定期的に実行するためのクローンスケジュールを作成することもできます。