ストレージ階層

ストレージ階層連続したストレージのブロックのコレクションであり、そのすべてが同じ RAID レベルを持っています。このコレクションは、特定のストレージドメイン内の 1 つ以上のドライブグループにわたって分散しています。ストレージ層は、論理ボリュームをプロビジョニングするために管理者や Oracle FS System によって使用されます。

最初に LUN を作成するときに管理者は、ボリュームの初期ストレージクラスなど、ボリュームに適用するさまざまな QoS プロパティーを定義します。QoS Plus を使用する LUN の場合、管理者がそのボリューム用として選択したストレージドメインに、Oracle FS System によって 1 つまたは 2 つのストレージ階層が作成されます。
  • 容量 HDD の場合は RAID 6 ストレージ階層 (二重冗長性を実装) が作成されます。

  • その他すべてのドライブの場合は RAID 5 ストレージ階層 (単一冗長性を実装) と RAID 10 ストレージ階層 (ミラー化を実装) が作成されます。

注: ストレージ階層の RAID レベルは LUN で選択されたストレージクラスによって決まります。

システムが LUN をどのストレージ階層に配置するかは、管理者がそのボリュームに選択したストレージクラスと冗長性レベル (シングルパリティー、ダブルパリティー、またはミラー化) によって決まります。

注: ファイルシステムについては、Oracle FS System はデータ階層とメタデータ階層という 2 タイプのストレージ階層を使用します。ファイルシステム データ階層にはユーザーデータが含まれます。ファイルシステムメタデータ階層には、ファイルシステムとそこに含まれているユーザーデータについて記述するシステムレベルのデータが含まれています。