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論理ボリュームのストレージ容量を更新します。また、このページからデータレプリケーションスケジュールを管理することもできます。

ストレージドメインの容量

選択されたストレージクラスのストレージ容量や、論理ボリュームに使用可能なストレージドメインを表示します。このグラフは、作成している論理ボリュームの容量ステータスや全体的なシステム容量を示す異なる太さの色付きのバーを使用します。

クローンの容量

クローンの有効化

クローンの容量オプションを有効にするかどうかを指定します。このオプションを選択すると、クローン QoS の指定オプションも有効になります。

最大容量

クローン LUN に割り当てるストレージ領域の割合 (%) を指定します。

注: このフィールドを変更すると、「最大容量」と「使用可能な容量」の値が更新されます。これらの容量値は、「サービス品質」タブで指定した「アドレス可能論理容量」の値に基づいています。
現在の最大容量

論理ボリュームを拡大できる最大容量を識別します。クローンの場合、このフィールドは、使用可能なアドレス可能領域のサイズを識別します。容量は、割り当て済み論理容量以上である必要があります。

現在の使用可能な容量

この LUN のクローンに割り当てられている現在のストレージ容量を識別します。

推定の最大容量

クローン LUN に割り当てる推定のストレージ領域を指定します。このフィールドの値は、「最大容量」の割合の変化や、「サービス品質」タブで指定した「容量」の値の変化に従って変更されます。

推定の使用可能な容量

クローン LUN の使用可能な推定容量を識別します。このフィールドの値は、「最大容量」の割合の変化や、「サービス品質」タブで指定した「容量」の値の変化に従って変更されます。

クローンの数

この LUN およびそのクローンのために作成されたクローンの数を識別します。

クローンストレージの QoS

リポジトリ QoS を LUN QoS に一致させる

クローンストレージの QoS プロパティーを適用するときに、データ保護スケジュールを使用するか、または管理者が手動で適用するかを指定します。

拡張された QoS 設定を指定して、データ保護スケジュールによって作成された (または管理者が手動で作成した) クローンストレージに適用します。

ストレージドメイン

LUN に関連付けられているストレージドメインの名前を指定します。

注: Oracle FS System にカスタムストレージドメインが含まれている場合は、すべての「ストレージドメイン」オプションが表示されます。
初期ストレージクラス

論理ボリュームがある物理メディアの初期カテゴリを指定します。自動階層化された LUN では、Oracle FS System が、最適なパフォーマンスを実現するために、ボリュームでのデータ使用法統計と一致する実際のストレージクラスを判別します。

有効なメディアタイプ:
パフォーマンス SSD

バランスの取れた読み取りおよび書き込み操作のパフォーマンスに合わせて最適化されたソリッドステートドライブ (SSD) にデータが格納されることを指定します。

容量 SSD

容量のパフォーマンスと読み取り操作に合わせて最適化された SSD にデータが格納されることを指定します。このストレージクラスでは、書き込みパフォーマンスをある程度犠牲にして、読み取りパフォーマンスと容量の最適化を達成します。

パフォーマンスディスク

高速なハードディスクドライブ (HDD) にデータが格納されることを指定します。このストレージクラスでは、容量をある程度犠牲にして、読み取り操作と書き込み操作のアクセス時間および待機時間を短縮します。

容量ディスク

大容量の交換型 HDD にデータが格納されることを指定します。このストレージクラスでは、速度をある程度犠牲にして容量を最適化します。テープストレージがオプションに含まれていないストレージシステムでは、常にこのストレージクラスが 1G バイトの容量あたりでもっとも低いコストを提供します。

基本
データのパリティーレベルとデータの先読みポリシーを間接的に指定できます。データへの一般的なアクセス方法と必要なデータ保護のレベルを選択することで、これらのプロパティーを間接的に指定します。
注: データへの一般的なアクセス方法とデータの冗長性のレベルを選択すると、選択内容に対応するボリュームのパリティーレベルと先読みポリシーが表示されます。
初期の標準的なアクセス
データアクセスのもっとも一般的な方法を識別します。有効なバイアス:
順次

読み取りリクエストおよび書き込みリクエストによるデータの操作が、主に物理的な順序でレコードに順々にアクセスすることによって行われることを示します。

ランダム

読み取りリクエストおよび書き込みリクエストによるデータの操作が、主に任意の順序でレコードにアクセスすることによって行われることを示します。

混在

読み取りリクエストおよび書き込みリクエストによるデータの操作が、順次に行われる場合とランダムに行われる場合があることを示します。

初期の I/O バイアス
一般的な読み取りと書き込みの比率を識別します。有効な I/O バイアス:
読み取り

アクセスリクエストのほとんどが読み取り操作のために行われることを示します。

書き込み

アクセスリクエストのほとんどが書き込み操作のために行われることを示します。

混在

アクセスリクエストの数が読み取り操作と書き込み操作でほぼ同じであることを示します。

詳細
データのパリティーレベルとデータの先読みポリシーを間接的に指定できます。
重要! このオプションを使用すると、「基本」オプションで選択した内容が (あれば) クリアされます。
初期の RAID レベル

ストレージプロファイルに関連付けられた初期の RAID レベルを識別します。Oracle FS System は、最適なパフォーマンスを実現するために、ボリュームでのデータ使用法統計と一致する実際の RAID レベルを判別します。

可能性のある RAID レベル:
シングルパリティー

実際のデータに加えて、論理ボリューム用のパリティービットが 1 セット存在することを示します。このパリティーレベルでは、1 台のドライブの損失から保護されます。シングルパリティーは、RAID 5 ストレージテクノロジのバリアントとして実装されます。

ダブルパリティー

実際のデータに加えて、論理ボリューム用のパリティービットが 2 セット存在することを示します。このパリティーレベルでは、書き込みパフォーマンスに対するわずかなコストで、1 台または 2 台のドライブの損失から保護されます。ダブルパリティーは、RAID 6 ストレージテクノロジのバリアントとして実装されます。

ミラー化

ボリューム用のパリティービットが存在しないことを示します。代わりに、システムは 2 つの異なる場所にデータを書き込みます。この RAID レベルでは、少なくとも 1 台 (場合によっては複数) のドライブの損失から保護され、ランダム書き込み操作のパフォーマンスが向上します。ミラー化 RAID は、RAID 10 ストレージテクノロジのバリアントとして実装されます。

追加オプション

自動階層ストレージクラスオプションを選択できるダイアログを表示します。

クローンスケジュール

論理ボリュームに関連付けられているデータ保護スケジュールを一覧表示します。

名前

スケジュールの名前を識別します。

開始時間

スケジュールが開始される日付と時間を識別します。

頻度
スケジュールが実行される頻度を識別します。頻度には次のものが含まれます。
  • 1 回のみ実行
  • 毎時
  • 毎日
  • 毎週
有効
スケジュールが有効になっているかどうかを識別します。
有効

スケジュールされた操作が指定された時間に実行されることを示します。

無効

操作がスケジュールどおりに実行されないことを示します。たとえば、ソースボリューム (LUN またはクローン LUN) がユーザーから使用可能になっていない場合は、スケジュールを無効にします。

作成

スケジュールされた操作を作成するためのダイアログを表示します。

変更

既存のスケジュールを変更するためのダイアログを表示します。

削除

既存のスケジュールを削除します。