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Oracle FS System 上のソフトウェアおよびファームウェア更新を管理します。更新スケジュールを作成することも、ただちに更新することもできます。アップグレードオプションやシステムのオーバーライドを選択することもできます。
更新プロセスは、
Oracle FS System 上のすべてのソフトウェアおよびファームウェアに影響します。個々のコンポーネントにインストールする更新を指定するには、
サポート管理者としてログインします。
重要! サポート管理者としてシステムにログインすると、ソフトウェアモジュールパッケージから更新する個々のコンポーネントを選択できます。「常にインストール」、「新しいバージョンの場合にインストール」、または「インストールしない」を選択することもできます。個々のソフトウェアコンポーネントをインストールする前に、Oracle カスタマサポートに連絡してください。
- インストールアクション
- ソフトウェア更新中に選択したモジュールに対して実行するアクションを識別します。 サポート管理者- 役割を持つユーザーは、インストールする個々のソフトウェアパッケージを選択できます。 - 注: ソフトウェアモジュールを選択的に更新すると、Oracle FS System は現在のソフトウェアモジュールバージョンを特定できず、インストール済みのソフトウェアバージョンとして unsupported を表示します。 
- 次を選択できます。 - インストールしない
- 既存のモジュールバージョンを維持するには、このオプションを選択します。
- 新しいバージョンの場合にインストール
- 更新が新しいバージョンである場合にのみ既存のモジュールをアップグレードするには、このオプションを選択します。これはデフォルトのアクションであり、管理者が使用できる唯一のアクションです。このアクションでは、サポート管理者としてログインする必要はありません。  
- 常にインストール
- 選択したモジュールを常にインストールするには、このオプションを選択します。 注: 「常にインストール」オプションを使用すると、現在インストールされているモジュールバージョンに対するアップグレードまたはダウングレードが発生することがあります。この機能を使用して、現在のハードウェアに適用されないモジュールをインストールすることもできます。たとえば、新しいハードウェアを取り付けるための準備を行うことができます。   
 
- モジュール
- ステージングされたパッケージに含まれるモジュールの名前を識別します。 
- インストールされたバージョン
- ソフトウェアモジュールのバージョン番号を識別します。unsupported という値は、個々のソフトウェアモジュールに問題があることを示します。Oracle カスタマサポートに連絡してください。 
- ステージングされたバージョン
- ステージングされたソフトウェアモジュールのバージョン番号を識別します。ステージング済みソフトウェアとは、インストールできるソフトウェアの新しいバージョンのことです。 
- 再起動することなくソフトウェアを更新します 
- Oracle FS System 上のソフトウェアを更新します。Oracle カスタマサポートから「コントローラの停止」ソフトウェア更新オプションを選択するように指示されないかぎり、システムの再起動なしで更新が実行され、I/O データアクセスは中断されません。これはほとんどの更新のデフォルト設定です。どちらの更新オプションを使用すべきかは、更新のタイプに応じて推奨されます。システムによってこのオプションが選択された場合は、このオプションを使用してください。注: Oracle カスタマサポートから、システム構成に基づいてこの値を「ソフトウェアを再起動および更新します (データアクセスが中断されます)」に変更するようにリクエストされた場合は、そのようにする必要があります。  
- ソフトウェアを再起動および更新します (データアクセスが中断されます)
- Oracle FS System 上のソフトウェアを更新します。更新によって I/O データアクセスを中断させるシャットダウンが行われ、更新をインストールするためにシステムが再起動されます。どちらの更新オプションを使用すべきかは、更新のタイプに応じて推奨されます。システムによってこのオプションが選択された場合は、このオプションを使用してください。
ソフトウェア更新オプション
注: Oracle カスタマサポートから指示された場合、または『Oracle FS1-2 Flash Storage System のリリースノート』に特定のオプションや標準状態からの回復が記述されている場合にのみ、次のいずれかのオプションを選択します。 
次のオプションを使用して、ソフトウェア更新をさらに制御できます。これらのオプションは、更新の準備ができているすべてのソフトウェアモジュールに適用されます。
注意
これらのオプションの一部をオンにすると、データアクセスが中断されます。
- 互換性を無視します (お勧めできません)
- 更新プロセス中に、Oracle FS System はステージング済みモジュールのバージョンが既存のハードウェアおよびソフトウェアと互換性があることを検証します。失敗した互換性チェックをオーバーライドするには、このオプションを選択します。このオプションは、無停止アップグレードを中断を伴うアップグレードに自動的に変更しません。 
- コントローラのシャットダウン
- ソフトウェアの更新時にアップグレードの対象となるすべてのコントローラソフトウェアコンポーネントを強制的に停止するには、このオプションを選択します。このオプションはデータアクセスに影響します。また、「ソフトウェアを再起動および更新します (データアクセスが中断されます)」を選択する必要があります。 
- ハードウェアのステータスを無視します (パイロット を除く)
- システムハードウェアの状態に関係なくソフトウェア更新を強制的に実行するには、このオプションを選択します。特定のハードウェアおよびコントローラまたはドライブエンクロージャーハードウェアの状態によっては、このオプションがデータアクセスに影響する可能性があります。  - コントローラに問題がある場合は、まず Oracle カスタマサポートに連絡して、「コントローラの停止」オプションも使用する必要があるかどうかを確認してからこのオプションを使用してください。 
- システムアラートを無視します
- システムアラートを無視してソフトウェアアップグレードを続行するには、このオプションを選択します。このオプションをオンにしないと、システムアラートが発生した場合にすべてのタイプのアップグレードがブロックされます。このオプションは、特定のシステムアラートによってデータアクセスに影響する場合としない場合があります。
- 現在の要求を無視します
- 保留中のシステムリクエストに関係なくソフトウェアアップグレードを続行するには、このオプションを選択します。このオプションを使用すると、実行中のブロックタスクが存在して「タスク」リストに表示される場合でも、アップグレードを開始できます。(ブロックタスクは、通常はシステムの再起動前に完了するタスクです。)  - ストレージ、ホストアクセス、またはシステムソフトウェアを変更するタスクが実行されている場合は、このオプションをオンにする前に Oracle カスタマサポートに連絡してください。このオプションは、特定のタスクによってデータアクセスに影響する場合としない場合があります。 
- 失敗したソフトウェア更新をオーバーライドします
- 以前に失敗したソフトウェア更新を上書きするには、このオプションを選択します。アップグレードに失敗すると、そのステータスは保持され、このオプションを選択してアップグレードに成功しないかぎりクリアできません。Oracle カスタマサポートに指示された場合と、Oracle FS1-2 Flash Storage System のリリースノートの説明に従って使用する場合を除き、このオプションは使用しないでください。 
ソフトウェア更新のスケジューリング
ソフトウェア更新にスケジュール機能を追加します。
- ソフトウェア更新をあとで実行されるようにスケジュールします
- 
                            アップグレードとオプションを選択し、それをあとで実行するようにスケジュールできます。既存のスケジュールされた更新をオプションのリストとともに一覧表示します。  注: 「ソフトウェア更新をあとで実行されるようにスケジュールします」オプションは、管理者役割でログインしたユーザーのみが使用できます。サポート役割でログインしたユーザーはこの機能にアクセスできません。 
- ソフトウェア更新を実行する時間
- 
                            
                                注: このオプションは、スケジュールされた更新があるかどうかに関係なく表示されます。既存のスケジュールがある場合は、そのスケジュールが表示されます。 
 Oracle FS System がスケジュールされたソフトウェア更新を開始する時間を識別します。 注: ソフトウェア更新スケジュールの設定に使用するポップアップカレンダーは、次の 72 時間に制限されています。このカレンダーのドロップダウンリストやその他の機能がすべて機能するわけではありません。この動作は正常です。 
 
ソフトウェア更新の検証エラー
「ソフトウェア更新の検証エラー」は、選択したオプションが既存のソフトウェアまたはハードウェアと競合する場合に表示されます。競合がない場合、「ソフトウェア更新の検証エラー」は表示されません。
更新できない理由が表示されますが、問題の解決方法については、Oracle カスタマサポートに問い合わせるか、Oracle FS1-2 Flash Storage System のリリースノートを確認してください。
注: ソフトウェア更新に問題があり、その問題によって検証エラーが発生する場合は、スケジュールされたアップグレードがブロックされ、システムアラートも作成されます。