Oracle FS System の再起動

Oracle FS System を再起動すると、すべてのソフトウェアコンポーネントが再初期化されます。ソフトウェアの再初期化が必要になるのは、中断が必要なソフトウェア更新プロセスの準備を行う場合などです。

注意
システムの再起動時にクライアントの I/O がアクティブになっていると、データが失われる可能性があります。
システムが現在オンライン状態になっている場合、システムの再起動がまもなく開始されるというメッセージをシステムユーザーに送信することをお勧めします。実行中のシステムを再起動する 15 分前にすべてのユーザーの I/O を停止すれば、データ損失のリスクを最小限に抑えることができます。この時間間隔により、フラッシュバックされたメモリーがストレージアレイに書き込まれたあとで、再起動が開始されるようになります。システムの再起動はスケジュールできません。
実行中のシステムを再起動するとシャットダウン処理が開始され、すべてのデータパスがオフラインになり、すべてのキャッシュデータがストレージアレイに書き込まれ、ソフトウェアモジュールの動作が停止します。その後、システムで起動プロセスが開始されます。再起動処理のこのフェーズでは、起動プロセスによってシステム構成が検証され、システムのオンライン状態への遷移が試みられます。
注: シャットダウン済みのシステムを再起動すると、システムで起動プロセスが開始されます。このプロセスによってシステム構成が検証され、システムのオンライン状態への遷移が試みられます。
  1. 「Oracle FS」 > 「再起動」選択します。
    結果:

    システムによって再起動確認ダイアログが表示されます。

  2. 確認ダイアログの情報に目を通したあと、「OK」をクリックします。

    システムが起動され、起動プロセスが完了すると、「システム情報」ページ (「システム」 > 「システム情報」) に「ステータス: 通常」と表示されます。

    パイロット が再起動処理を開始するためにシステムを安全にシャットダウンできない場合は、2 つ目のダイアログが表示されます。メッセージを読んだあと、次のいずれかを行います。
    • ダイアログを閉じて問題を解決するには、「取り消し」をクリックします。

    • 問題を無視してシステムの再起動を続けるには、「強制的な再起動」をクリックします。
      注意
      データ損失が発生する可能性があります。本当に強制的な再起動処理を行うか確認してください。