クローン LUN から LUN を復元する

LUN は、そのクローン LUN が作成された時点の状態に復元できます。

重要! クローン LUN は復元する前に SAN ホストからすべてのマッピングを削除します。これらの LUN マッピングを削除しないことを選択した場合は、クローン LUN の復元処理中にソース LUN が使用されないようにしてください。

LUNクローン LUN から復元すると、LUN の状態が、クローン作成時とまったく同じイメージに、クローンに加えられたすべての変更を加えたような状態に戻ります。この方法ではデータがオンラインですばやく復元されます (特にデータセット全体をバックアップテープからコピーする方法と比べた場合)。さらに、クローンから復元する方法では、復元の進行中もデータにアクセスできます。

クローン LUN の復元が必要になる可能性があるのは、次のシナリオに該当する場合です。
  • 何らかの望ましくない変更がデータに加えられた。

  • 外部クライアントアプリケーションやウィルスによって LUN が破壊された。

  1. 「SAN」 > 「ストレージ」 > 「LUN」に移動します。
  2. 復元するクローン LUN を選択します。
    注: 復元処理では、LUN の作成日付が、選択されたクローン LUN の日付にリセットされます。
  3. 「アクション」 > 「クローンからの復元」を選択します。
  4. 「OK」をクリックします。

システムは LUN を復元しますが、その間、システムのパフォーマンスが若干劣化する可能性があります。システムは、復元処理を実行するタスクをバックグラウンドで開始します。バックグラウンドのタスクが完了すると、システムはイベントログにイベントを書き込み、LUN の概要ページから「進行中」のステータスを削除します。