コントローラの診断を実行する

選択されたコントローラに対して診断を実行してハードウェアコンポーネントをテストするように、Oracle カスタマサポートから要求されることがあります。これらのテストの結果は、データ整合性確保や停止時間短縮のための適切な手順を行ううえで役立つ可能性があります。
前提条件
  • Oracle サポート役割またはサポート役割を使って Oracle FS System Manager (GUI) にログインしている。

  • ターゲットコントローラに接続されたすべてのクライアントがアイドル状態になっている。あるいは、コントローラがオフラインになり、すべてのデータアクセスがパートナーコントローラに転送されるという状況に対応できるように、ゾーン設定やクライアント構成が設定されていることを確認します。

特定のハードウェアの障害、重要な統計しきい値の超過、特定イベントの発生など、さまざまな状態が発生した場合にハードウェア診断を実行できます。これらの診断の目的は、その状態の原因を切り分けて突きとめることです。ハードウェア診断が起動されると特定のテストが実行され、「成功」または「失敗」ステータスが返されます。「失敗」ステータスの場合は失敗に関する詳細情報が返されます。
注意
現在データ提供中のコントローラで診断を開始しないでください。データ損失が発生する可能性があります。
診断の実行中はすべての I/O が直接ディスクに対して実行されるため、パートナコントローラのパフォーマンスが低下します。
  1. 「システム」 > 「ハードウェア」 > 「コントローラ」に移動します。
  2. 「アクション」 > 「診断の実行」を選択します。
  3. 診断を実行するコントローラを選択します。
  4. 「コントローラの診断」ダイアログボックスの警告を読んだあと、「次へ」をクリックします。
    結果:診断が完了すると、「成功」ダイアログが表示されます。
  5. 診断テストの結果を表示するには、「次へ」をクリックします。
  6. 診断テストの結果を確認します。
  7. 診断ダイアログを閉じるには、「終了」をクリックします。