第10章  監査ロギング

目次

セキュリティ・ログ・メッセージ

Oracle NoSQL Databaseは、セキュリティ・センシティブなアクティビティを監視し、記録します。これらのログ・メッセージはSN-ローカル・ログ・ファイルおよびストア全体に渡るロギング・ビューを通じて参照可能です。リスクの高いセキュリティ・アクティビティはshow eventsコマンドを使用して参照することもできます。

セキュリティ・ログ・メッセージ

grep検索および分析を容易にするため、監査ログ・メッセージはKVAuditInfoを接頭辞として使用します。次に例を示します。

# General audit logging:
<Timestamp>: KVAuditInfo[user: <user_name>, 
clienthost: <client_host>, operation: 
<operation_description>, status: <SUCCESS/FORBIDDEN>,
reason: <failure_reason>] 
# General audit logging:
# Particular logging for successful execution of plan:
<Timestamp>: KVAuditInfo[<plan_name>, owned by <plan_owner>, 
executed by <plan_executor> from <client_host>, 
state=<end state of plan execution>] 

セキュリティ関連メッセージを標準ログ・メッセージから区別するために、次の2つのセキュリティ関連ロギング・レベルが使用されます。

  • SEC_WARNING

    認証されていないログイン、認証されていない読取り/書込みデータ・アクセスおよび認証されていないCLIコマンドの実行をロギングします。認証されていないログインでは、失敗の理由はロギングされません。

  • SEC_INFO

    ユーザー・ログインの成功およびdbadminまたはsysadminロール関連権限を必要とするプラン実行の成功をロギングします。