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Oracle® Hyperion Financial Data Quality Management, Enterprise Edition管理者ガイド

E79716-02
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EssbaseおよびPlanningのアプリケーション・オプションの定義

Oracle EssbaseおよびOracle Hyperion Planningに対して、アプリケーションの詳細およびディメンションの詳細を定義した後で、アプリケーション・オプションを定義します。

注意:

データをPlanningにロードするユーザーには、Essbase管理者またはPlanning管理者権限がプロビジョニングされている必要があります。

EssbaseまたはPlanningアプリケーションにアプリケーション・オプションを定義するには:

  1. 「設定」タブの「登録」で、「ターゲット・アプリケーション」を選択します。
  2. 「ターゲット・アプリケーション」要約グリッドで、Planningターゲット・アプリケーションまたはEssbaseターゲット・アプリケーションを選択します。
  3. 「アプリケーション詳細」でアプリケーションの詳細およびディメンションの詳細を定義した後、「アプリケーション・オプション」タブを選択します。
  4. 必要に応じてアプリケーションオプションを完了します。
  5. 「保存」をクリックします。

表1-12 EssbaseおよびPlanningアプリケーションのオプションと説明

オプション 説明
データ・ファイルのパージ

Essbaseへのファイル・ベースのデータ・ロードが正常に終了したときに、データ・ファイルをアプリケーションのoutboxディレクトリから削除するかどうかを指定します。「はい」を選択するとファイルが削除され、「いいえ」を選択するとファイルが保存されます。

重複メンバーのディメンションに接頭辞を付加

このオプションを「はい」に設定すると、メンバー名にディメンション名が接頭辞として付けられます。ロードされるメンバー名のフォーマットは、[Dimension Name]@[Dimension Member]です。このオプションを有効にすると、接頭辞付きのディメンション名がアプリケーションのすべてのディメンションに適用されます。ターゲットのディメンションに重複メンバーがある場合は、このオプションを選択できません。つまり、重複メンバーがディメンションをまたがるときだけこのオプションを選択します。

アプリケーションで重複メンバーがサポートされ、「接頭辞」が「いいえ」に設定されている場合、ユーザーは完全修飾メンバー名を指定する必要があります。完全修飾メンバー名のフォーマットは、Essbaseのドキュメントを参照してください。

注意:

Planningでは重複メンバーはサポートされません。

アプリケーション・アクセスのグローバル・ユーザー EssbaseおよびPlanningアプリケーションへのシングル・サインオン・ログオンを上書きするオプション。

ユーザー名がこのオプションに指定されている場合、Oracle Hyperion Financial Data Quality Management, Enterprise Editionのサインオン・ユーザー名ではなく、このユーザー名を使用してEssbase/Planningアプリケーションにアクセスします。

Planningアプリケーションへの管理者アクセス、またはEssbaseアプリケーションへのアプリケーション/データベース・マネージャ・アクセス(あるいはその両方)ができるユーザーのユーザー名を指定します。

バッチ・サイズ ファイルにデータを書き込むために使用されるバッチ・サイズを指定します。デフォルト・サイズは10,000です。
ロード方法

TDATASEGステージング表からEssbaseにデータをロードする方法を指定します。

使用可能な方法:

  • ファイル — データは、アプリケーションのoutbox ディレクトリ(「システム設定」で定義済)のデータ・ファイルに書き込まれます。ファイル名のフォーマットは<APPLICATION NAME>_<PROCESS_ID>.datです。これがEssbaseにロードされます。

    ファイル・ロード方法では、アプリケーション・ファイル・タイプESSFILEが作成されます。

  • SQL — データをロードするためのSQL方法を使用します。SQLロード方法はデフォルトです。

    SQL方法では、アプリケーション・ファイル・タイプESSSQLが作成されます。

エンティティ計算方法の確認

確認エンティティの計算方法を指定します。

使用可能な方法:

  • 動的 — 確認エンティティ・データは、取得時にデータに基づいて計算されます。

    「動的」に設定すると、デフォルトのEssbase計算が実行されます。

  • 計算スクリプト — 確認エンティティ・データは定義済の計算スクリプトに基づいて計算されます。

メンバーの説明のソース言語

メンバーの説明のデフォルト言語を選択します。

言語の処理方法を理解するには、言語の処理方法を参照してください。

ドリル領域

「はい」を選択すると、ドリル領域が作成されます。ドリル可能領域は、ドリル・スルー機能を使用して作成されます。

注意:

FDMEEは、人事データに対するドリル・スルーはサポートしていません。

FDMEEからデータをロードすると、ドリル領域がPlanningデータにロードされます。

FDMEEはシナリオごとにドリル領域を作成します。任意のキューブの場合(Planningプラン・タイプまたはPlanningデータベース、ドリル領域の名前はシナリオ・メンバーのFDMEE_<名です)。ドリル領域を作成する場合、 FDMEEはディメンションがドリルに対して有効かどうかを確認します。

データ・ロードで選択された有効なディメンションのメンバーは、ドリル領域フィルタに含まれます。ディメンションが有効になっていない場合、シナリオ、バージョン、年および期間のディメンションがデフォルトで有効になります。追加のディメンションを有効にでき、後続のデータ・ロードでは新規に有効化されたディメンションのメンバーが考慮されます。ドリルの作成に使用されたドリル領域に以前に含まれていたディメンションを無効化する場合、それらのディメンションのメンバーは後続のデータ・ロード時に削除されません。必要に応じて、古いメンバーを手動で削除できます。

日付フォーマット

ロケールのロケール設定に基づいた日付形式を使用します。たとえば、米国の場合、MM/DD/YYという形式を使用して日付を入力します。

自動増分のライン・アイテムのデータ・ディメンション

Planningで指定したデータ・ディメンションに一致するデータ・ディメンションを選択します

LINEITEMフラグを使用した、増分データのロードに使用されます。LINEITEMフラグを使用したEPMアプリケーションへの増分データのロードを参照してください。

自動増分のライン・アイテムのドライバ・ディメンション

Planningで指定したドライバ・ディメンションに一致するドライバ・ディメンションを選択します。

LINEITEMフラグを使用した、増分データのロードに使用されます。LINEITEMフラグを使用したEPMアプリケーションへの増分データのロードを参照してください。

メンバー名にはカンマを使用できます カンマを含むディメンション・メンバー名をPlanningにエクスポートするには、「はい」を選択します。それ以外の場合は、「いいえ」を選択します。