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Oracle® Hyperion Financial Data Quality Management, Enterprise Edition管理者ガイド

E79716-02
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Profitability and Cost Management (HPCM)のアプリケーション・オプションの定義

アプリケーションの詳細およびディメンションの詳細を定義した後、アプリケーション・オプションを定義します。

Oracle Hyperion Profitability and Cost Managementでは、アプリケーション定義およびメタデータ管理にEPMAを使用します。データ・ストレージおよび計算には、Oracle Essbaseを使用します。

Profitability and Cost ManagementではEPMAデプロイメントのみサポートされているため、使用可能なProfitability and Cost ManagementアプリケーションをEPMAアプリケーション・ライブラリから登録する必要があります。

Profitability and Cost Managementアプリケーションのオプションを定義するには:

  1. 「設定」タブの「登録」で、「ターゲット・アプリケーション」を選択します。
  2. 「ターゲット・アプリケーション」要約グリッドで、「追加」をクリックします。
  3. 「アプリケーションの選択」「タイプ」で、「Profitability」を選択します。
  4. 「名前」から、Profitability and Cost Managementアプリケーションを選択して「OK」をクリックします。
  5. 「アプリケーション詳細」でアプリケーションの詳細およびディメンションの詳細を定義した後、「アプリケーション・オプション」タブを選択します。
  6. 必要に応じてアプリケーションオプションを完了します。
  7. 「保存」をクリックします。

表1-14 Profitability and Cost Managementアプリケーションのオプションおよび説明

プロパティ
ドリル領域

「はい」を選択すると、ドリル領域が作成されます。ドリル可能領域は、Profitability and Cost Managementのデータに対してドリル・スルー機能を使用するために作成されます。

注意:

Oracle Hyperion Financial Data Quality Management, Enterprise Editionは、人事データへのドリル・スルーをサポートしていません。

ドリル可能な領域のURLを使用すると、EssbaseOracle Smart View for OfficeおよびOracle Hyperion Financial Reportingで適切なランディング・ページにドリルできます。

FDMEEからデータをロードすると、ドリル領域がOracle Hyperion Planningデータにロードされます。

ドリル領域には、Planningのエンティティ/勘定科目/シナリオ/年/期間、FDMEEに戻るためのURL、および領域名が含まれます。Essbaseの場合、ドリル領域に使用するディメンションを選択します。

使用可能にする場合は「はい」を選択し、使用不可にする場合は「いいえ」を選択します。

メンバーの説明のソース言語

メンバーの説明のデフォルト言語を選択します。

言語の処理方法を理解するには、言語の処理方法を参照してください。

バッチ・サイズ ファイルにデータを書き込むために使用されるバッチ・サイズを指定します。デフォルト・サイズは10,000です。
エンティティ計算方法の確認

確認エンティティの計算方法を指定します。

使用可能な方法:

  • 動的 — 確認エンティティ・データは、取得時にデータに基づいて計算されます。

    「動的」はデフォルトの確認エンティティ計算方法です。

  • 計算スクリプト — 確認エンティティ・データは定義済の計算スクリプトに基づいて計算されます。

計算方法を「動的」に設定すると、Essbaseでの連結中にデフォルト計算が実行されます。計算方法を「計算スクリプト」に設定すると、「エンティティの確認」画面で指定したスクリプト名を使用してターゲット・システムで連結が実行されます。

重複メンバーのディメンションに接頭辞を付加

「はい」に設定すると、メンバー名にディメンション名が接頭辞として付けられます。ロードされるメンバー名のフォーマットは、[Dimension Name]@[Dimension Member]です。このオプションを有効にすると、接頭辞付きのディメンション名がアプリケーションのすべてのディメンションに適用されます。ターゲットのディメンションに重複メンバーがある場合は、このオプションを選択できません。つまり、重複メンバーがディメンションをまたがるときだけこのオプションを選択します。

アプリケーションで重複メンバーがサポートされ、「接頭辞」が「いいえ」に設定される場合、ユーザーが完全修飾メンバー名を指定する必要があります。完全修飾メンバー名のフォーマットは、Essbaseのドキュメントを参照してください。

注意:

Planningでは重複メンバーはサポートされません。

ロード方法

TDATASEGステージング表からEssbaseにデータをロードする方法を指定します。

使用可能な方法は次のとおりです:

  • ファイル — データは、アプリケーションのoutbox ディレクトリ(「システム設定」で定義済)のデータ・ファイルに書き込まれます。ファイル名のフォーマットは<APPLICATION NAME>_<PROCESS_ID>.datです。これがEssbaseにロードされます。

    ファイル・ロード方法では、アプリケーション・ファイル・タイプESSFILEが作成されます。

  • SQL — データをロードするためのSQL方法を使用します。SQLロード方法はデフォルトです。

    SQL方法では、アプリケーション・ファイル・タイプESSSQLが作成されます。

データ・ファイルのパージ Essbaseへのファイルベースのデータ・ロードが正常に終了したときに、データ・ファイルをアプリケーションのoutboxディレクトリから削除するかどうかを指定します。「はい」を選択するとファイルが削除され、「いいえ」を選択するとファイルが保存されます。