ここでは、Oracle Hyperion Financial Data Quality Management, Enterprise Editionのステージング表について説明します。
注意:
Oracleには、情報の挿入、更新および削除に使用できる強力なツールが用意されています。しかし、SQL*PlusまたはOracle Data BrowserなどのOracleのツールを使用してOracle Applicationsのデータを変更した場合、データの整合性が崩れたり、データの変更内容が監査できなくなる恐れがあります。Oracle Applicationsの各表は相互に関連性があるため、Oracle Applicationsフォームを使用してなんらかの変更を行うと、多数の表が同時に更新される可能性があります。ただし、Oracle Applicationsフォーム以外を使用してOracle Applicationsのデータを変更した場合は、いずれかの表の行を変更しても、関連する各表で対応する変更は行われません。各表間の相互同期が失われると、間違った情報が取得されたり、Oracle Applications全体で予測できない結果を招く危険があります。Oracle Applicationsフォームを使用してデータを変更すると、Oracle Applicationsはその変更内容が有効かどうかを自動的にチェックします。またOracle Applicationsは、情報を変更したユーザーを追跡します。ただし、データベース・ツールを使用して情報をデータベースの表に入力した場合は、無効な情報が格納される可能性があります。またSQL*Plusなどのデータベース・ツールは変更内容の記録を保管しないため、情報を変更したユーザーを追跡できません。
したがって、インストール、実装またはオープン・インタフェースの各ガイドで特に指示されている場合を除き、SQL*Plus、Oracle Data Browser、データベース・トリガーなどのツールを使用してOracle Applicationsの表を変更しないことを強くお薦めします。