アウトライン・ロード・ユーティリティを使用して、ディメンションのメタデータを、勘定科目、期間、年、シナリオ、バージョン、通貨、エンティティ、ユーザー定義のディメンション、属性、UDA、為替レート、スマート・リストおよびプランニング・ユニット階層のフラット・ファイルにエクスポートできます。このユーティリティで使用するパラメータの詳細は、アウトライン・ロード・ユーティリティのコマンド・ライン・パラメータを参照してください。
アウトライン・ロード・ユーティリティを使用してメタデータをエクスポートするには、ディメンション名を指定し、エクスポートする先のファイル名を指定します。たとえば、次のコマンドを使用して、エンティティ・ディメンションのメタデータをent_export.csvというファイルにエクスポートします:
OutlineLoad /A:Acpt1 /U:admin /-M /E:c:/ent_export.csv /D:Entity /L:c:/outlineLoad.log /X:c:/outlineLoad.exc
例: 名前にスペースを含むユーザー定義のディメンションをエクスポート
名前にスペースを含むユーザー定義のディメンションをエクスポートする場合は名前を引用符(" ")で囲みます。たとえば、次のコマンドを使用して、ユーザー定義のライン・アイテム・ディメンションのメタデータをエクスポートします:
OutlineLoad /A:pln1dv /U:admin /-M /E:c:/LineItemUserDim_export.csv /D:"Line Item" /L:c:/outlineLoad.log /X:c:/outlineLoad.exc
例: 属性ディメンションのエクスポート
属性ディメンションをエクスポートする場合、次の例に示すように、/Dスイッチを属性ディメンションの名前とともに使用し、属性ディメンション・タイプは指定しません:
OutlineLoad /A:pln1dv /U:admin /E:c:/AttribTextColor_export.csv /D:Color /L:c:/outlineLoad.log /X:c:/outlineLoad.exc
例: 「説明」テキスト・フィールドに改行文字を含むエクスポート。
改行文字は「説明」および「式」のテキスト・フィールドでサポートされます。次の例に示すように、改行文字を含むフィールドは引用符で囲む必要があります:
Currency, Description, Data Storage USD, “Description Line 1 Description Line 2 Description Line 3”, Store EUR, “description for EUR”, Store
メタデータのエクスポートの考慮事項:
UDAは独立したディメンションとしてエクスポートできません。式と同様に、割り当てられたメンバーとともにエクスポートされます。
DTS期間タイプは認識されますが、アウトライン・ロード・ユーティリティではサポートされません。DTS情報をエクスポートしようとすると、ユーティリティによりログ・ファイルにエラーが表示されます。
エクスポートされたメンバの別名がデフォルトではない別名表にあり、そのメンバーを別のアプリケーションにインポートする場合、インポート前に別名表をアプリケーションに手動で作成する必要があります。
メンバーがいずれかのメンバー・プロパティ(「説明」など)と同じ名前を持つ場合。アウトライン・ロード・ユーティリティのメタデータ・エクスポートで、予期しない結果が生じることがあります。