有意義で包括的なレポートを作成するために、プランナは複数のプラン・タイプにコメント、添付ファイルおよびサポート詳細をプッシュできます。ユーザーは、別のプラン・タイプから取得されるプランニング・データに関する詳細な分析を実行できます。
たとえば、1つのプラン・タイプに支出のプランニングがあり、別のプラン・タイプに収益のプランニングあると想定します。さらに、レポート作成プラン・タイプを使用してレポート作成ニーズを統合するとします。スマート・プッシュを使用しないと、プラン・タイプからのデータがスケジュール済ジョブを通じてレポート作成プラン・タイプに移動されます。スマート・プッシュを使用すると、レポート作成プラン・タイプにデータをほぼ即時に移動できます。
プランニング・データは次のようにプッシュできます。
「ブロック・ストレージ」プラン・タイプから「集約ストレージ」プラン・タイプへ
「ブロック・ストレージ」プラン・タイプから「ブロック・ストレージ」プラン・タイプへ
スマート・プッシュを使用する場合は、次の考慮事項に留意してください。
スマート・プッシュはメタデータと承認のセキュリティを考慮します。
スマート・プッシュは、ソースの「集約ストレージ」プラン・タイプからのフォームではサポートされません。
スマート・プッシュでは、少なくとも1つの密ディメンション、アカウントまたは期間がアプリケーション・マッピング定義のディメンション間マッピングとして設定されている必要があります。
アプリケーション・マッピングのソース・プラン・タイプのマップされていないセクションにリストされているディメンションに対して選択されたすべてのメンバーの数値データは、スマート・プッシュ定義にリストされません。
ターゲット・プラン・タイプのディメンションに変更があるときは常に、「レポート・アプリケーションのマップ」画面で対応するアプリケーション・マッピングを選択し、をクリックしてデータをリフレッシュする必要があります。
ヒント: | Oracleでは、BSOプラン・タイプの要約フォームとして機能する一部のフォームにのみプッシュを許可してレポートを呼び出す前にユーザーが各自のアクションを統合できるように、スマート・プッシュを構成することをお薦めします。ユーザーは各自のデータ入力を完了する前にWebアプリケーションにデータを保存する傾向があるため、自動プッシュは制限する必要があります。 |
EPM Workspaceで、「ナビゲート」、「アプリケーション」、「Planning」の順に選択し、アプリケーションを選択します。
フォームに対して定義されたアプリケーション・マッピングが表示されます。必要に応じて、をクリックして新しいアプリケーション・マッピングを追加します。
アプリケーション・マッピングに表示される各ディメンションに対して、次のいずれかを実行して、ディメンションの「スマート・プッシュ」リージョンを指定します。
「フォーム・コンテキストの使用」を選択して、「レイアウト」タブでディメンションに対して選択したすべてのメンバーのデータをプッシュします。
「フォーム・コンテキストの使用」をクリアし、「選択内容の上書き」の横のをクリックして、「メンバー選択」ダイアログ・ボックスでメンバーを選択します。
メンバーの選択の詳細は、メンバー・セレクタの使用を参照してください。
注意: | アプリケーション・マッピング定義は、ソース・プラン・タイプディメンションでのみ上書きできます。「フォーム・コンテキストの使用」を選択することでフォームからコンテキストを取得する場合は、ディメンション・メンバーを上書きできます。ディメンション・メンバーは、メンバー・セクション・ダイアログ・ボックスでメンバーを指定した場合、または「選択内容の上書き」を空白のままにした場合にも上書きできます。 |
各アプリケーション・マッピングについて、スマート・プッシュを自動と手動のどちらにするかを定義します。
単一のフォームが保存されたときにデータを自動的にプッシュするには、「保存時に実行」を選択します。
データを手動でプッシュするには、「保存時に実行」の選択を解除したままにします。
データを手動でプッシュするには、プランナが左ペインで「スマート・プッシュの詳細」の下にあるリンクをクリックする必要があります。たとえば、フォームに関連付けられているデータ・マップ名がここにリストされます。スマート・プッシュ構成後のデータのプッシュを参照してください。
EPM Workspaceで、「ナビゲート」、「アプリケーション」、「Planning」の順に選択し、アプリケーションを選択します。
スマート・プッシュの詳細が提供されるすべての単一のフォームが表示されます。
選択した各単一のフォームについて、スマート・プッシュを自動と手動のどちらにするかを定義します。
複合フォームが保存されたときにデータを自動的にプッシュするには、「保存時に実行」を選択します。
データを手動でプッシュするには、「保存時に実行」の選択を解除したままにします。
「保存時に実行」を選択して複合フォームの保存時に単一のフォームのスマート・プッシュ詳細をプッシュする場合は、単一のフォームのアプリケーション・マッピングごとに「保存時に実行」を選択したかどうかにかかわらず、単一のフォームのスマート・プッシュに対して選択されたすべてのアプリケーション・マッピングが実行されます。同様に、スマート・プッシュが手動として構成されている場合、すべての単一のフォームのアプリケーション・マッピングは、単一のフォーム内のアプリケーション・マッピングに対して「保存時に実行」が選択されているかどうかにかかわらず実行されます。
コメント、添付ファイルおよびサポート詳細のマージ・オプションは、レポート作成のアプリケーションをマッピングする際に使用できる「データ・オプション」タブで構成されます。レポート用のアプリケーションのマッピングおよびデータ・オプションの設定を参照してください。
注意: | スマート・プッシュを使用する場合、「サポート詳細」、「日付」、「スマート・リスト」、「テキスト」などのリレーショナル・データはマージできません。「スマート・リスト」、「日付」および「テキスト」は、ソース・セルとターゲット・セル間に1対1マッピングがある場合にのみプッシュされます。空のセルはリレーショナル・データのプッシュで考慮されません。 |
データをプッシュする方法の詳細は、レポート・アプリケーションへのデータのプッシュを参照してください。
データをプッシュする方法は、フォームに対してスマート・プッシュを構成したときに「保存時に実行」を選択したかどうかによって異なります。
フォームに対してスマート・プッシュを構成したときに「保存時に実行」を選択した場合は、フォームを保存する際にデータがプッシュされます。
「保存時に実行」の選択を解除したままの場合は、Planningに表示されるフォームの左ペインで、「スマート・プッシュの詳細 <フォーム名>」の下のリンクをクリックします。たとえば、「報酬支出」という名前のフォームの場合は、「スマート・プッシュの詳細 報酬支出」の下のリンクをクリックします。
注意: | スマート・プッシュは、新しいデータをプッシュする前に、常にターゲット・リージョンのデータをクリアします。 |
注意: | プランナがスマート・プッシュの実行でのエラーを監視する場合、管理者はスマート・プッシュの設定方法を確認および修正する必要があります。 |