カスケード・スタイルシートのカスタマイズ

Planningでは、Planningの外観を制御するユーザー・インタフェース(UI)テーマを定義するときにカスケード・スタイル・シートが役に立ちます。Planningカスケード・スタイル・シートをカスタマイズしてニーズを満たすことができます。一般的なスタイル・シートのカスタマイズには次のものがあります。

  • 強調や色分けのためのフォント色の変更

  • 特定のUI要素のバックグラウンド色の調整

  • 企業のロゴを挿入

カスケード・スタイル・シートをカスタマイズする前に、カスケード・スタイル・シートの基本知識とスタイル・シートのエディタ・ツールに精通している必要があります。設定の一部は製品の表示に必要になります。

カスケード・スタイル・シートへの変更はWebアプリケーション・サーバー上で実行されるので、接続しているすべてのユーザーに影響します。スタイル・シートはデフォルトのディレクトリにはなく、Webアプリケーション・サーバーによって実行時にファイルが一時的な場所に抽出されます。Webアプリケーション・サーバーのどこでこれらのファイルを探すかについては、カスケード・スタイルシート・ファイルの場所を参照してください。

Planningでは、2つのカスケード・スタイル・シートが主に使用され、1つは複数のOracle製品に共通するWeb UI要素を定義するグローバル・シート、もう1つはPlanning専用のシートです。グローバル・カスケード・スタイル・シートはglobal.cssという名前です。次の表ではglobal.cssファイルの主なセクションをリストするとともに、Oracleがカスタマイズしないように推奨しているセクションを示します。

表92.  global.cssファイルの主なセクション

カスタマイズ可能なセクション

カスタマイズしないように推奨しているセクション

Non-Navigation Styles

Tadpole Menubar

Tadpole Menuitem

メニュー・スタイル(順序も重要です)

Tadpole Masthead

Tadpole Minimized Masthead

Tadpole Content Area

Tadpole Toolbar

Tadpole Logon Styles

Tadpole Viewpane

Tabs

Tab Anchor Tags

Tab Body

Tadpole Tree

TaskTabs

Task Tab Body

 

Groupbox

Groupbox Anchor Tabs

 

Buttons

HTMLでのボタン描画

ボタン・タグの使用

インプット・タグの使用

 

カスケード・スタイルシートをカスタマイズするには:

  1. HyperionPlanning.earファイル、HyperionPlanning.warファイルの順に一時的な場所に抽出します。

    カスケード・スタイルシート・ファイルの場所を参照してください。

  2. HspCustom.cssファイル(HyperionPlanning.warが抽出された一時的な場所のcustomディレクトリの下)を探します。

  3. HspCustom.cssをカスタマイズし、HyperionPlanning.earに保存します。

  4. 変更が適用されるようにするには、再デプロイする必要があります。

すべてのPlanning Webページは、HspCustom.cssファイルを参照し、ここで設定された設定内容はglobal.cssおよびplanning.cssの設定を上書きします。

フォーム内のスタイルをカスタマイズして、行や列の軸でメンバーの階層位置に反映させる方法は、フォームの行および列メンバーのスタイルのカスタマイズを参照してください。