注意:
通貨プロパティは、Oracle Essbaseブロック・ストレージ・データベースにのみ適用されます。
通貨プロパティは次の領域にあります。
通貨データベース - プロパティを表示および編集する通貨データベース。(アプリケーションで使用可能なすべての通貨データベースがリストに含まれます。)
換算方法 - 通貨の換算方法
デフォルトの通貨タイプのメンバー - 通貨換算でデフォルトとして使用する通貨タイプ・メンバー。通貨データベースでCurType
ディメンションの有効なメンバーを任意に指定できます。
通貨データベースは、次の4つのディメンションで必ず構成されます:
国 - 現地通貨(米国ドル、カナダドル、ドイツユーロなど)ごとのレートが格納されます。
時間 - 一般に、メイン・データベース内の時間ディメンションと同じです。このため、通貨データベースでは、長期にわたる通貨の変動を追跡し、メイン・データベースの異なる時間スライスを正確に変換できます。
カテゴリ - メイン・データベース内の勘定科目のタグが付けられたディメンションのメンバーに様々なレートを適用できます。勘定科目ディメンション用に定義されたカテゴリから、通貨データベースの通貨カテゴリ・ディメンションメンバーが生成されます。たとえば、総利益(Gross Profit)と純利益(Net Profit)の換算には特定のカテゴリのレートを使用し、その他の勘定科目の換算には他のレートを使用する必要が生じることがあります。
通貨パーティション - 様々な通貨換算シナリオを利用できます。たとえば、企業では実績レートとプラン・レートを格納する場合があります。シナリオ間でデータ換算を行うには、使用するレートのタイプを選択します。