Financial Close Managementのデプロイメントの検証

Financial Close Management検証ツールは、Financial Close Managementの正常な機能に必要なシステム構成設定をスキャンします。インストールおよび構成手順を実行して、Financial Close Managementのコンポーネントが正しくデプロイおよび構成されていることをテストした後、Financial Close Management検証ツールを実行することをお薦めします。

Financial Close Management検証ツールを使用するには:

  1. Webブラウザから、次のURLを開きます:

    FCMHOST:FCMPORT/fcc/faces/oracle/apps/epm/fcc/ui/page/FCCValidation.jspx

    ここで、FCMHOSTはFinancial Close Managementを構成するマシンで、FCMPORTはポート8700です。WebLogic管理コンソールからこの情報を確認できます。この情報を表示するには、管理コンソールにログインし、「環境」「サーバー」の順に移動します。

  2. 外部プロバイダのユーザーでFinancial Close Management検証ツールにログインします。外部プロバイダ構成に問題がある場合、シードされているユーザー(WebLogicサーバーおよびShared Servicesネイティブ・ディレクトリでシードされている)でログオンし、ツールを実行して外部プロバイダ構成の問題を識別します。

  3. 次の各ステータスを確認します:

    表32. Financial Close Managementの検証テスト

    検証項目 結果
    管理サーバー

    ホスト

    ポート

    ステータス(実行中/シャットダウン)

    Foundation Servicesサーバー

    ホスト

    ポート

    ステータス

    ターゲットのデータ・ソース

    Financial Close管理対象サーバー

    ホスト

    ポート

    ステータス

    ターゲットのデータ・ソース

    SOAサーバー

    ホスト

    ポート

    ステータス

    ターゲットのデータ・ソース

    SOA-infraステータス

    FCM Webアプリケーション

    バージョン

    ステータス

    DBタイプ

    外部JNDI

    EDN JMS (SQL Server用)

    SOA JMS

    認証プロバイダ

    EPMアイデンティティ・アサータ・プロバイダ情報

    Lib OVD構成ステータス

    外部Idstore

    外部アイデンティティ・ストア構成をリストします。ツールは、構成に使用する値をリストします。入力された値が正しいことを確認する必要があります。

    SOAコンポジット

    SOAコンポジットとステータスのリスト

    OWSMキーストア

    実際に存在する場合、jps-config.xmlで参照するキーストア。

  4. 失敗したテストを探し、問題を診断して修正します。

  5. すべてのテストに成功するまで、Financial Close Management検証ツールを再実行します。

    Financial Close Management検証ツールの後半には、テストのメイン編成プロセスを生成して、SOAサーバーにデプロイし、テスト・タスクを開始するユーティリティがあります。表に、各タスクのステータス、エラーの考えられる原因およびエラーの修正手順が表示されます。先に進む前に、Financial Close Management検証ツールにログインしているユーザーがShared Servicesユーザーでもあることを確認します。

  6. テスト・スケジュールの検証をクリックします。

    表32のすべての必要な構成テストがエラーなしで成功した場合のみ、テスト・スケジュールの検証ボタンを使用できます。

  7. 次のタスクのステータスを確認します:

    • SOAコンポジット・デプロイメント

    • ビジネス・イベント

    • コンポジット・インスタンス

    • FCM基本タスク

    • ヒューマン・ワークフロー

    エラーがある場合、テストのSOAコンポジットおよびテストのFCCTaskExecutionCompositeインスタンスは削除されず、Enterprise Managerコンソールからエラーの詳細を確認できます。すべての検証項目が正常な場合、テストのコンポジットおよびインスタンスが削除されます。

Account Reconciliation Manager検証ツールを使用するには:

  1. Webブラウザから、次のURLを開いてAccount Reconciliation Manager検証ツールを実行します。

    FCMHOST:FCMPORT/arm/faces/oracle/apps/epm/arm/ui/page/common/ARMValidation.jspx 

    ここで、FCMHOSTはFinancial Close Managementを構成するマシンで、FCMPORTはWebLogic管理コンソールのFinancialClose0管理対象サーバーのリスニング・ポートです。WebLogic管理コンソールからこの情報を確認できます。この情報を表示するには、管理コンソールにログインし、「環境」「サーバー」の順に移動します。

  2. Account Reconciliation Manager検証ツールにShared Services管理ユーザーでログインします。

  3. Account Reconciliation Manager構成の検証をクリックします。

  4. 次の各ステータスを確認します:

    表33. Financial Close Managementの検証テスト

    検証項目 結果
    管理サーバー

    ホスト

    ポート

    ステータス(実行中/シャットダウン)

    Foundation Servicesサーバー

    ホスト

    ポート

    ステータス

    ターゲットのデータ・ソース

    Financial Close管理対象サーバー

    ホスト

    ポート

    ステータス

    ターゲットのデータ・ソース

    SOAサーバー

    ホスト

    ポート

    ステータス

    ターゲットのデータ・ソース

    SOA-infraステータス

    ARM Webアプリケーション

    バージョン

    ステータス

    DBタイプ

    認証プロバイダ

    プロバイダ(構成済/未構成)

    制御フラグ(十分/不十分)

    外部オーセンティケータ認証プロバイダをリストします
    SOAコンポジット

    SOAコンポジットとステータスのリスト

    外部JNDI

    EDN JMS (SQL Server用)

    SOA JMS

    OWSMキーストア

    外部アイデンティティ・ストア構成をリストします。ツールは、構成に使用する値のみをリストします。入力した値が正しいことを確認するのは顧客の責務です。警告は無視できます。

  5. 失敗したテストを探し、問題を診断して修正します。

  6. すべてのテストに成功するまでAccount Reconciliation Manager検証ツールを再実行します。