Shared Servicesレジストリとは、Shared Services用に構成するデータベースの一部です。(Shared Servicesのデータベースとテーブルスペースを共有しています。)

注意:

前のリリースでは、Shared ServicesレジストリはEPM Systemレジストリとも呼ばれていました。

Shared ServicesレジストリはEPM System製品の初回構成時に作成され、インストールする主なEPM System製品の次の情報を保管および再使用することで、構成を簡略化します。

  • インストール・ディレクトリ、データベース設定、デプロイメント設定などの初期構成値

  • 複数の統合されたEPM System製品およびコンポーネントを実装するために使用するコンピュータ名、ポート、サーバー、URL

  • 依存するサービス・データ

ライフサイクル管理に備わったユーザー・インタフェースにより、ユーザーはレジストリのコンテンツを表示し、レジストリ・データを編集や再インポートが可能なファイル・システムにエクスポートできます。

デプロイメント・メタデータのライフサイクル管理操作を行うユーザーには、LCM管理者とShared Services管理者の両方の役割が割り当てられている必要があります。

注意!

Shared Servicesレジストリ・アーティファクトは指定された環境にかぎり、ライフサイクル管理の一部として構成情報の編集などに使用可能です。ライフサイクル管理を使用して、Shared Servicesレジストリのデータを環境間で移行しないでください。

ライフサイクル管理を使用すると、エクスポートするShared Servicesレジストリのアーティファクトを定義できます。Shared Services Consoleを使用して、個々のレジストリ・アーティファクトをファイル・システムにエクスポートして編集し、編集後に再度インポートできます。

Foundationアプリケーション・グループのDeployment Metadataノードの下で、Shared Services Consoleに属すShared Servicesレジストリ・アーティファクトをすべて表示できます。

  • ノード(レジストリの分類ごと)はすべてライフサイクル管理のディレクトリです。

  • ノードの属性はすべてライフサイクル管理のアーティファクトです。

  • ファイル(XMLファイルなど)の属性には、対応するファイル・タイプのアーティファクトが存在します。

  • ノード(コンポーネントまたは製品)の名前付き値ペアの属性はいずれも、1つのアーティファクトにグループ分けされます。このアーティファクトはこうした属性のすべてを含むファイルで、ライフサイクル管理のエクスポートが実施されるときにコピーされます。

Shared Servicesレジストリ・アーティファクトおよびShared Servicesレジストリの移行オプションのリストについては、「デプロイメント・メタデータとライフサイクル管理」を参照してください。