移行プロパティの編集

ライフサイクル管理では、移行プロパティを使用して移行に関するグローバル・パラメータを設定します。

移行プロパティを変更するには:

  1. Shared Services Consoleの起動

    Shared Services Consoleの起動を参照してください。

  2. 「表示ペインで「アプリケーション・グループ」ノードを展開します。

  3. 「アプリケーション・グループ」下で「Foundation」「デプロイメント・メタデータ」の順に展開します。

  4. 「アーティファクト・リスト」タブで、「Shared Servicesレジストリ」「Foundation Services」「Shared Services」の順に展開します。

  5. 「プロパティ」アーティファクトを選択して右クリックし、「編集用にエクスポート」を選択します。

  6. 「ファイルのダウンロード」ダイアログ・ボックスで、希望の場所に「プロパティ」アーティファクトを保存します。

  7. 必要に応じて移行プロパティを編集します。

  8. ライフサイクル管理に戻り、手順5で使用した「プロパティ」アーティファクトを右クリックして「編集後にインポート」を選択します。

  9. 「編集後にインポート」ダイアログ・ボックスで、編集されたプロパティ・アーティファクトが使用可能なファイル・システムを指定します。

  10. Shared Servicesを再起動します。

表5. 移行プロパティとその説明

プロパティ説明
double-encoding

Financial Managementアプリケーションの移行でUTF-8エンコードに加えてBase64エンコードを使用できます。

このプロパティは、混在リリース環境で(Financial Managementの前のリリースと、Shared Servicesのこのリリースを使用する場合など)Financial Managementの移行を実行する場合にはサポートされません。混在リリース環境でFinancial Managementアプリケーションの移行を実行する場合は、このプロパティをFALSEに設定します。

デフォルト値: true

filesystem.artifact.path

エクスポートされたアプリケーションが保管されるディレクトリの場所。これは、Shared Servicesが高可用性用に構成されている場合の共有ディスクの場所です。このパラメータをカスタマイズするには、この行のコメントを解除し、パスの場所を追加します。

デフォルト値: このパラメータはコメント化され、ライフサイクル管理エンジンではShared Servicesコンピュータのデフォルト・ファイル・システムの場所が使用されます(MIDDLEWARE_HOME/user_projects/epmsystem1/import_exportなど)。

注意:

分散環境間でデータ移行を可能にするには、filesystem.artifact.pathが共有パス(//servername/sharedなど)である必要があります。

fileSystem.friendlyNames

アーティファクトのファイルを、拡張名(アーティファクトIDと名前の組合せなど)で保管するかどうかを指定します。

デフォルト値: true

注意:

fileSystem.friendlyNamesは、Reporting and Analysisおよびデプロイメント・メタデータにのみ適用可能です。他の製品のアーティファクトは、常にアーティファクト名を使用して保管されます。

groupcountグループでの移行されるアーティファクトの数。

このオプションは、グループでの移行をサポートしている製品(Planning、Financial Management、Oracle Hyperion Financial Close Management、Performance Management Architect、Reporting and AnalysisおよびFDMEE)で使用可能です。Performance Management ArchitectおよびFinancial Close Managementのアーティファクトは、アーティファクトのサイズや数に関係なく常に1つのグループとして移行されます。

デフォルトのグループ数は30です。これは30のグループでアーティファクトが移行されるということです。アーティファクトのタイプ、アーティファクトのサイズ、アーティファクトの数に関するデータに基づいて、移行のパフォーマンスを改善するため、この値を変更できます。

デフォルト値: -1

MSR.PURGE.EARLIERTO.DAYSライフサイクル管理の移行に関連する管理設定。

この値より以前の移行は、24時間ごとに実行されるチェックに基づいて、Foundation Servicesシステムの起動時に定期的に削除されます。

デフォルト値: 30日

report.folder_path

移行ステータスのレポートとアーティファクトの概算レポートが保管されるディレクトリ。

デフォルト値: ../reports (MIDDLEWARE_HOME/user_projects/epmsystem1/diagnostics/logs/migration/reports)

zip.threshold最大ZIPファイル・サイズのしきい値。

エクスポート・コンテンツのサイズがこのしきい値を超えると、エクスポート・コンテンツはフォルダとして保管されます。このサイズは1.8GBを超えることはできません。これより大きいサイズの圧縮およびダウンロードには、ブラウザとJDKの制限があります。

デフォルト値: 1.8 GB