ライフサイクル管理では、移行プロパティを使用して移行に関するグローバル・パラメータを設定します。
Shared Services Consoleの起動を参照してください。
「アーティファクト・リスト」タブで、「Shared Servicesレジストリ」、「Foundation Services」、「Shared Services」の順に展開します。
ライフサイクル管理に戻り、手順5で使用した「プロパティ」アーティファクトを右クリックして「編集後にインポート」を選択します。
「編集後にインポート」ダイアログ・ボックスで、編集されたプロパティ・アーティファクトが使用可能なファイル・システムを指定します。
プロパティ | 説明 |
---|---|
double-encoding | Financial Managementアプリケーションの移行でUTF-8エンコードに加えてBase64エンコードを使用できます。 このプロパティは、混在リリース環境で(Financial Managementの前のリリースと、Shared Servicesのこのリリースを使用する場合など)Financial Managementの移行を実行する場合にはサポートされません。混在リリース環境でFinancial Managementアプリケーションの移行を実行する場合は、このプロパティをFALSEに設定します。 デフォルト値: true |
filesystem.artifact.path | エクスポートされたアプリケーションが保管されるディレクトリの場所。これは、Shared Servicesが高可用性用に構成されている場合の共有ディスクの場所です。このパラメータをカスタマイズするには、この行のコメントを解除し、パスの場所を追加します。 デフォルト値: このパラメータはコメント化され、ライフサイクル管理エンジンではShared Servicesコンピュータのデフォルト・ファイル・システムの場所が使用されます(MIDDLEWARE_HOME/user_projects/epmsystem1/import_exportなど)。 注意: 分散環境間でデータ移行を可能にするには、filesystem.artifact.pathが共有パス(//servername/sharedなど)である必要があります。 |
fileSystem.friendlyNames | アーティファクトのファイルを、拡張名(アーティファクトIDと名前の組合せなど)で保管するかどうかを指定します。 デフォルト値: true 注意: fileSystem.friendlyNamesは、Reporting and Analysisおよびデプロイメント・メタデータにのみ適用可能です。他の製品のアーティファクトは、常にアーティファクト名を使用して保管されます。 |
groupcount | グループでの移行されるアーティファクトの数。 このオプションは、グループでの移行をサポートしている製品(Planning、Financial Management、Oracle Hyperion Financial Close Management、Performance Management Architect、Reporting and AnalysisおよびFDMEE)で使用可能です。Performance Management ArchitectおよびFinancial Close Managementのアーティファクトは、アーティファクトのサイズや数に関係なく常に1つのグループとして移行されます。 デフォルトのグループ数は30です。これは30のグループでアーティファクトが移行されるということです。アーティファクトのタイプ、アーティファクトのサイズ、アーティファクトの数に関するデータに基づいて、移行のパフォーマンスを改善するため、この値を変更できます。 デフォルト値: -1 |
MSR.PURGE.EARLIERTO.DAYS | ライフサイクル管理の移行に関連する管理設定。 この値より以前の移行は、24時間ごとに実行されるチェックに基づいて、Foundation Servicesシステムの起動時に定期的に削除されます。 デフォルト値: 30日 |
report.folder_path | 移行ステータスのレポートとアーティファクトの概算レポートが保管されるディレクトリ。 デフォルト値: ../reports (MIDDLEWARE_HOME/user_projects/epmsystem1/diagnostics/logs/migration/reports) |
zip.threshold | 最大ZIPファイル・サイズのしきい値。 エクスポート・コンテンツのサイズがこのしきい値を超えると、エクスポート・コンテンツはフォルダとして保管されます。このサイズは1.8GBを超えることはできません。これより大きいサイズの圧縮およびダウンロードには、ブラウザとJDKの制限があります。 デフォルト値: 1.8 GB |