ライフサイクル管理ユーティリティは、製品環境およびオペレーティング・システム間でのアーティファクトの移行をサポートするコマンドライン・ユーティリティです。このユーティリティにより、アプリケーション全体または個別のアーティファクトを、ソースから宛先に移行する代替手段が提供されます。
図4「ライフサイクル管理と製品とのやりとり」は、サービスとライフサイクル管理ユーティリティの間の通信フローを示しています。
移行定義ファイルの処理: ライフサイクル管理ユーティリティは、最初に移行定義ファイルを読み取り、処理します。
認証: 次に、ライフサイクル管理ユーティリティは、Shared Servicesとともに使用するために構成された、企業LDAPディレクトリまたは他のプロバイダいずれかのユーザーを認証します。Shared Servicesレジストリ・データベースは、初期化中は実行されている必要があります。
許可: 認証後、ライフサイクル管理ユーティリティは、Shared Servicesのネイティブ・ディレクトリに問い合せて、ユーザーの役割が要求された操作の実行を許可しているかを確認します。
登録情報: ライフサイクル管理ユーティリティは、Shared ServicesレジストリおよびShared Servicesデータベースと通信し、EPM Systemアプリケーションの登録情報を取得します。
各アプリケーション移行要求の処理: ライフサイクル管理ユーティリティは、適切なEPM Systemアプリケーションに問い合せて各インポートまたはエクスポート操作を処理します。
監査: ライフサイクル管理ユーティリティは、監査が有効な場合、HTTPを介してShared Services Java Webアプリケーションに問い合せて、各ライフサイクル管理アクションを監査します。
ステータス・レポートのパブリッシュ: ライフサイクル管理ユーティリティは、HTTPを介してShared Services Java Webアプリケーションに問い合せて、移行ステータス・レポートをパブリッシュします。