この項では、「償却する」または「増価する」オプションが選択されている場合の「取引の詳細」パネルの動作を説明します。
特定の総勘定元帳の勘定科目には、ある期間から次の期間で、取引値が変わるものがあります。取引値は減少したり(償却取引)、増加したり(増価取引)します。これらの取引を一度追加し、前の調整から現在の調整にコピーしたら、償却スケジュールに従って、取引値を変える必要があります。このオプションにより、総勘定元帳のエントリの検証が自動化できるため、調整の準備がしやすくなります。
ある期間から次の期間へ値が計算される方法は、償却の仕方によって異なります。
増価取引は償却取引と同じように機能します。ただし、増価取引の期末金額は0.00から始まり、期間ごとに月次償却金額ずつ増えていきます。
手動による取引の追加の手順に従ってください。
オプション: 償却取引にするか増価取引にするかを指定するには、「償却する」、「増価する」を選択するか、デフォルトの「いいえ」のままにします。
「償却する」または「増価する」を選択した場合は、「取引の詳細」パネルで次のフィールドを入力してください:
元の金額: 償却値または増加値の計算に使用する金額。
この期間: ユーザーが選択した方法に基づいて計算されます(後続の「方法」を参照してください)。値は、調整が関連する期間に適用する償却の金額を反映します。
期末金額:
償却金額の場合、期末金額は、調整が関連する期間までを含める全期間の累計償却金額を、元の金額から引いて計算されます。
増価金額の場合、期末金額は0.00から始まり、期間ごとに月次増価金額ずつ増えていきます。
方法:
次のいずれかを選択します。
定額 - 期間ごとに、取引値が一定金額ずつ減少します。
実際 - 各期間の実際の日数を反映した金額ずつ、取引値が減少(償却の場合)または増加(増価の場合)します。
カスタム - 期間ごとに、取引値が一定金額ずつ減少(償却の場合)または増加(増価の場合)します。
毎月の償却金額および増価金額をカスタマイズできます。デフォルトでは、定額の償却構成で開始されます。そのため、カスタムの方法を選択すると、2つの例外を除き、定額の場合とまったく同じダイアログが表示されます:
基本通貨バケットの場合は、「償却スケジュール」表の「償却」列を編集できます。月次償却金額を編集したり、完全な償却スケジュールをインポートしたりします。
「半月簡便法」チェック・ボックスは表示されません。
半月簡便法: 選択すると、最初と最後の期間に、償却の半月分が反映されます。たとえば、1か月の償却額が$100の場合、最初と最後の月に反映される償却額は$50のみです。その他すべての月では、全額である$100の償却が反映されます
開始期間: 「定額」または「カスタム」の場合 - 最初に償却が行われる月を決定します。
期間数: 償却される期間の数を決定します。
残存期間: 調整(調整期間)、開始期間および期間数に関連する期間に基づいて、自動的に計算される値。
「開始日」および「終了日」: 「実際」の場合 - 償却または増価の範囲を決定します。
「定額」または「カスタム」の場合: 「償却スケジュール」タブで、「通貨バケット」を選択し、開始、期末および償却の金額を表示します。