プロファイル・ルールの操作

注意:

この機能は、Financial Close Management 11.1.2.4.100 (パッチ20307212)でのみ使用可能です。新機能およびリリース11.1.2.4.100へのアップグレードの詳細は、My Oracle Support https://support.oracle.com/を参照してください。

プロファイル・ルールは調整の動作に影響します。これらのルールを使用すると、プロファイル/調整に直接ルールを割り当てることができます。これらのルールは、ルールが構成された調整に対して適用されます。

附随する調整がすでに存在する場合、ルールは取引条件のみを評価します。

プロファイルのフォーマットに割り当てられたルールは、読取り専用形式で表示されます。

使用可能なルール:

  • 調整の自動承認 - 指定された条件を満たしている場合にのみ、指定された承認を自動的に完了します。

このルールに適用される条件の例を次に示します。

  • 残高が指定の範囲外にある場合

  • 残高が指定された金額または割合を超えて、いくつかの前期間から変動する場合

  • 前の調整に、指定の基準を満たす取引またはその他の条件がある場合

  • 属性に指定の値がある場合(計算済属性を含む)

条件を満たすと、ルールによって指定のレビュー担当者レベルが完了としてマークされ、これによりワークフローが次の確認レベルに進むか、他に確認レベルがない場合は「クローズ済」になります。

このルールは、調整ステータスがオープン(レビュー担当者)に変更されたときに実行されます

  • 調整の自動送信 - 指定された条件を満たしている場合にのみ、調整を自動的に送信します。

このルールに適用される条件の例:

  • 残高が指定の範囲外にある場合。

  • 残高が指定された金額または割合を超えて、いくつかの前期間から変動する場合。

  • 前の調整に、指定の基準を満たす取引またはその他の条件がある場合。

  • 属性に指定の値がある場合(計算済属性を含む)

条件を満たすと、指定のレビュー担当者レベルが完了としてマークされ、ワークフローが次の確認レベルに進むか、他に確認レベルがない場合はワークフローがクローズ済になります。

注意:

このルールは、ワークフロー・ステータスが常に「クローズ済」に進む既存の自動調整機能とは異なります。自動送信ルールは、引き続き手動による確認を呼び出しつつ、準備を自動化できるオプションの方法です。

このルールは、調整ステータスが「保留中」から「オープン(策定者)」に変更されたときに実行されます

  • 調整承認の防止 - このルールでは、属性値または他の特性に基づいて、調整が承認されないようにします。このルールは、承認者が「承認」をクリックすると実行されます。
  • 調整送信の防止 - このルールでは、属性値または他の特性に基づいて、調整が送信されないようにします。このルールは、策定者が「送信」をクリックすると実行されます。
  • 調整添付が必要 - このルールは、調整の主要添付ファイル・セクションに添付ファイルが追加されていない場合に調整が送信されないようにします。属性値、またはどのような場合に添付ファイルが必要になるかを指定する他の特性に基づいて、条件が設定されます。このルールは、策定者が「送信」をクリックすると実行されます。

列:

  • ロック済 - ルールがフォーマットから継承された場合に「ロック済」「ロック済」アイコン。が表示されます
  • 順序 - ルールの正常な実行によって、後のルールが呼び出されないようになる可能性があります。たとえば、顧客が自動調整ルールを調整に割り当てて、自動調整が成功した場合は、「送信」機能に関連付けられたルールが呼び出されなくなります。「Account Reconciliation Managerの優先順位ルール」を参照してください
  • 属性値の設定 - プロファイルが期間にコピーされ、ルール定義で設定される前に、属性値を指定の値に設定します。このルールを使用すると、標準属性に対してルールを構成できます。

例: 期間の頻度に基づいて策定者期間を設定します。ルール構成でサポートされる値設定のタイミング: プロファイルが期間にコピーされる前。

 プロファイル・ルールを操作するには:

  1. メッセージ(合計ルールについて):

    • 策定者へのメッセージ - 調整送信の防止ルールおよび調整添付が必要ルールで、策定者へのオプションのメッセージを定義します。

    • レビュー担当者へのメッセージ - 調整承認の防止ルールで、策定者へのオプションのメッセージを定義します。

  2. 「プロファイル」で、プロファイルをダブルクリックします。

  3. 「ルール」タブを選択します。次の情報を表示できます:

  4. ルールの作成、編集、複製、削除または並替えを行うには、「ルール」タブで適切なボタンをクリックし、必要に応じて更新します。

    • ルール - ルールを選択します。

    • 説明 - オプション。ルールを構成した理由と、ルールの使用方法を説明します。

    • メッセージ(合計ルールについて):

      • 策定者へのメッセージ - 調整送信の防止ルールおよび調整添付が必要ルールで、策定者へのオプションのメッセージを定義します。

      • レビュー担当者へのメッセージ - 調整承認の防止ルールで、策定者へのオプションのメッセージを定義します。

    • レビュー担当者レベル - 「すべてのレベル」を選択してすべてのレビュー担当者レベルにルールを適用するか、特定のレビュー担当者レベルを個別に選択します。1つ以上のレビュー担当者レベルを選択する必要があります。

    • 「フィルタの作成」を選択して条件セクションに移入するか、「保存済フィルタの使用」を選択してからフィルタを選択します。ルールに対して選択および構成されたフィルタが、適用するルールをトリガーする条件を決定します。

    • 条件 -

      • 保存済フィルタの使用を選択すると、「条件」セクションには保存済フィルタに関連付けられた条件の読取り専用バージョンが表示されます。

      • 「フィルタの作成」を選択すると、「条件」セクションが有効になります。

        「組合せ」、「ソース」、「属性」、「オペランド」および「値」は、既存の高度なフィルタ機能の場合と同様に動作します。フィルタを作成する際は次の属性を使用できます。

        • 調整および取引属性として分類される計上属性を含む、あらゆる調整または取引属性

        • 期間の頻度

  5. 次を参照してください。

関連項目: