このファイル・セクションには、シナリオ、年および期間に関する情報が含まれます。仕訳ファイルのヘッダー情報とこれに対応する明細行がヘッダー・セクションの後に続きます。ここでは、特定のシナリオ、年および期間に基づいて仕訳情報が編成されます。仕訳ファイルには、複数のヘッダー・セクションを指定できます。
この構文では、シナリオ、年および期間を指定します:
ヘッダー・セクションの次に、Actualというシナリオの、2014年1月の仕訳の詳しい情報を入れます。
ヘッダー・セクションの仕訳サブセクションでは、指定したシナリオ、期間および年の仕訳詳細情報を定義します。
表23に、仕訳サブセクションで使用される属性を示します。これらの属性は、通常の仕訳、および繰返しテンプレートと標準テンプレートで使用されます。
表23. 仕訳の属性の説明
属性 | 値 |
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<label> | ユーザー定義の仕訳のラベル(最大20文字まで) |
<balancing attribute> | U = 貸借不一致 B = 貸借一致 E = エンティティで貸借一致
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<type> | R = 通常仕訳 A = 自動逆仕訳 V = 承認済自動逆仕訳 注意: 逆仕訳の転記後にシステムで生成された逆仕訳をロードすることはできませんが、抽出することはできます。
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<status> | W = 作業中 S = 送信済 A = 承認済 P = 転記済 R = 却下済
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<value dimension> | [Contribution Adjs] [Parent Adjs] <Entity Curr Adjs> <Parent Curr Adjs>
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<journal group> | オプション: ユーザー定義パラメータ(最大30文字) 注意: あらかじめグループがプレロードされている必要があります。 |
<security class> | オプション: 仕訳に関連付けられた有効なセキュリティ・クラス。 注意: セキュリティ・クラスを割り当てない場合、仕訳では、デフォルトのセキュリティ・クラスとみなされます。このセキュリティ・クラスにアクセス権を持っているユーザーのみが、仕訳にアクセスできます。 |
<singleparent.singleentity> | オプション: 仕訳のすべてのライン・アイテムで使用される有効な親/エンティティの組合せ。仕訳全体で単一の親/エンティティの組合せを指定する場合、parent.entity属性は使用されません。 |
<journal description> | 仕訳の説明(最大255文字)。各行が「!DESC=」構文で始まる場合は、複数行の説明をロードできます。 |
<parent.entity> | エンティティ・ディメンションの有効なメンバー。値ディメンションのContribution Adjs、Parent AdjsおよびParentCurrency Adjsの各メンバーにのみ、親が必要です。この属性は、Single Parent.Single Entity属性が使用されていない場合にのみ使用されます。 |
<account> | 勘定科目ディメンションの有効なメンバー。標準仕訳では、入力勘定になります。勘定科目の種別は、REVENUE(収益)、EXPENSE(費用)、ASSET(資産)、LIABILITY(負債)、FLOW(フロー)またはBALANCE(残高)です。 |
<ICP> | オプション: 内部取引パートナ・ディメンションの有効なメンバー。この属性はオプションですが、少なくとも「ICP None」と指定する必要があります。 |
<custom> | オプション: カスタム・ディメンションの有効なメンバー |
<amount type> | |
<amount> | 金額タイプが借方か貸方かにかかわらず、正の金額を指定します |
<line item description> | オプション: 仕訳詳細の説明(最大50文字)。 |
次の構文によって、通常仕訳を指定します。