グリッドの行見出しと列見出しの指定

グリッドの行見出しと列見出しを定義すると、グリッド全体の行見出しと列見出しに表示する情報を指定できます。行見出しと列見出しには、次のメンバー・ラベルのいずれかを指定できます。

  • メンバー名。見出しにメンバー名が表示されます。

  • 別名または説明。見出しに別名または説明が表示されます。

  • メンバー名と、別名または説明。見出しにメンバー名と、別名または説明が表示されます。

    注:

    別名または説明を指定するかどうかは、データベース接続のタイプによって異なります。Essbaseデータベース接続またはPlanningデータベース接続によってレポートを作成する場合は、「別名」を選択します。Financial Managementデータベース接続によってレポートを作成する場合は、「説明」を選択します。

行見出しと列見出しを指定するときは、列に対して行見出しを配置する位置を定義する必要があります。たとえば、列Aの前に行見出しを配置できます。

注:

ソートする列の前に行見出しを配置することはできません。

セグメント内で同じメンバーの見出しが繰り返されないように抑制することもできます。見出しを抑制すると、繰り返し表示されるメンバーの見出しの最初のインスタンスのみが表示されます。それ以降に繰り返されるメンバーの見出しは非表示になります。

Financial Managementデータベース接続を介したエンティティ・ディメンションを使用している場合は、関連するプロパティ・シートを使用して行、列またはグリッドの「エンティティのショート名」チェック・ボックスを選択できます。このオプションを選択すると、通常は表示されるエンティティの親の部分を除去して、レポートにエンティティのショート名を表示できます。

Financial Managementを使用したエンティティの標準の表示は親.子という形式になります。関連するプロパティ・シートで「エンティティのショート名」を選択すると、エンティティの表示は、親が除去されて、子として表示されます。たとえば、通常はUnitedStates.Connecticutと表示されるエンティティの場合、「エンティティのショート名」チェック・ボックスを選択すると、Connecticutと表示されます。

使用する別名表を選択することもできます。Essbaseデータベース接続またはPlanningデータベース接続では、別名表を選択できます。グリッド・レベルでは別名を指定できませんが、行または列に別名を表示する場合は、グリッド・レベルで選択した別名表が表示されます。

グリッドに指定した見出しのプロパティは、適用外として指定しないかぎり、すべての行および列に適用されます。

グリッドの行見出しと列見出しを定義するには:

  1. レポートを開き、グリッドを選択します。

  2. 「メンバー・ラベル」で、次のいずれかのオプションを選択します。

    • 「メンバー名」は、見出しにメンバー名を表示します。

    • 「別名: デフォルト」は、Essbaseデータベース接続またはPlanningデータベース接続からメンバーの別名を表示します。または「説明」は、Financial Managementデータベース接続からメンバーの説明を表示します。

    • 「両方」は、見出しにメンバー名と、別名または説明を表示します。

      注:

      プロパティ・シートに表示されるオプションは、データベース接続のタイプによって異なります。たとえば、データベース接続のタイプとしてFinancial Managementを使用している場合は、「説明」オプションが表示されます。この場合、EssbaseまたはPlanningデータベース接続を使用していなければ「別名: デフォルト」オプションは表示されません。

  3. 列を選択します。行見出しは、選択した列の左側に配置されます。列は、列A、列B、列Cのようにアルファベット順に表示されます。

  4. オプション: Financial Managementグリッドにエンティティのショート名を表示するには、「エンティティのショート名」チェック・ボックスを選択します。

  5. オプション: セグメント内で同じメンバーの見出しが繰り返し表示されないようにするには、「繰返しを抑制」チェック・ボックスを選択します。

  6. オプション: 別名を表示するときに使用する別名表を選択します。デフォルトでは、このオプションは、データベース接続のタイプに応じたデフォルトの別名表に設定されます。

    注:

    グリッドに挿入したテキストを横向きまたは縦向きに配置できます。詳細は、テキスト・ボックス内のテキストの配置を参照してください。