行と列のテンプレートの作成

行と列のテンプレートは、1つのグリッドの行と列に基づいて作成します。テンプレートに含める行と列を検討するときは、今後使用するのに適したメンバー、式およびフォーマットを含んでいる行と列を選択します。その後、行と列のテンプレートをインポートして、他のグリッドで使用できます。

注:

テンプレートを更新すると、そのテンプレートへのリンクを含んでいるすべてのグリッドが更新されます。

ヒント:

行と列のテンプレートには、データ行またはデータ列が少なくとも1つ含まれている必要があります。たとえば、テキストや式の行または列だけでテンプレートを構成することはできません。

行と列のテンプレートを作成するには:

  1. グリッドを含んでいるレポートを開くか、新しいグリッドを作成して、テンプレート用の行や列を入れます。

  2. テンプレートに含める行または列のセットを選択します。

    注:

    行または列の全体を選択する必要があります。

  3. 「ファイル」「オブジェクトの保存」の順に選択して、オブジェクトをリポジトリに保存します。

    「オブジェクトの保存」ダイアログ・ボックスが表示されます。または、選択した行または列で右クリックして、行および列テンプレートとして保存を選択します。

  4. 「名前」テキスト・ボックスに、行と列のテンプレートの固有の名前(売上テンプレートなど)を入力します。

  5. オプション: 「説明」テキスト・ボックスに簡単な説明を入力します。この説明は、リポジトリの「説明」の下に表示されます。

  6. 「タイプ」ドロップダウン・リストでは、デフォルトで「行と列のテンプレート」が選択されています。

  7. オプション: 行と列のテンプレートを現在のグリッドでリンク・オブジェクトとして保存するには、「ソース・オブジェクトにリンク」を選択します。現在のグリッドへのリンクを含めずに行と列のテンプレートをグリッドに保存するには、「ソース・オブジェクトにリンク」の選択を解除します。

    注:

    グリッドのすべての行と列を行と列のテンプレートに含めるよう選択されている場合は、グリッドでこのオブジェクトをリンクできないので、「ソース・オブジェクトにリンク」は使用できません。エラー・メッセージ「選択した行に基づいてリンクされた行と列のテンプレートを作成できません。グリッドには、行と列のテンプレートの一部ではないデータ行が少なくとも1つ必要です。」が表示されます。

  8. 「保存」をクリックしてグリッドに戻ります。行と列のテンプレートを、リンク・オブジェクトとして保存する場合は、次のいずれかの操作を行います:

    • 空白のデータ行またはデータ列をグリッドに挿入し、行や列のテンプレートから除外する

    • テンプレートから行または列の1つを選択解除する

      注意:

      グリッドには、リンクされた行と列のテンプレートに割り当てられていない行または列が少なくとも1つ含まれている必要があります。

  9. 「保存」をクリックします。行と列のテンプレートが検証され、サポートされていないプロパティがないかどうか確認されます。行と列のテンプレートのコンテンツによって、次のダイアログ・ボックスが1つ以上表示される場合があります。

    1. 行と列のテンプレートに、外部参照(テンプレート用に選択した行や列以外のセルへの参照など)を含む式がある場合は、行と列のテンプレートを保存する前に、その式を変更するよう促すメッセージが表示されます。

      注:

      セルの式は破棄できるので、このようなセルの式を含む行と列のテンプレートも保存できます。詳細は、「手順9.c」を参照してください。

    2. 行と列のテンプレートにセカンダリ・データベース接続が指定されている場合は、引き続きテンプレートを保存するように促すダイアログ・ボックスが表示されます。テンプレートを保存すると、行と列のテンプレートに指定したセカンダリ・データベース接続は破棄されます。行と列のテンプレートには、プライマリ・データベース接続が使用されます。

    3. サポートされていないプロパティが見つかると、テンプレートを保存する前に、破棄されるプロパティのリストが「情報」ダイアログ・ボックスに表示されます。たとえば、行と列のテンプレートにセルの式が含まれている場合、式を含めずにテンプレートを保存するか、またはテンプレートを保存しないかを選択できます。

  10. 破棄されるプロパティを確認し、次のいずれかの操作を行います:

    • サポートされていないプロパティを含んでいるテンプレートを保存する場合は、「はい」をクリックし、次の手順に進みます。

      注:

      「はい」を選択すると、グリッドは完全に変更されます。メッセージ・ボックスに表示されたアイテムは、グリッドから破棄されます。

    • 行と列を変更せずに(テンプレートは保存されません)グリッドに戻る場合は、「いいえ」をクリックします。

  11. 抑制、行の高さおよび改ページのダイアログ・ボックスを使用して、行の設定を保存、継承または破棄するオプションを選択します。これらの選択には、次の定義が適用されます。

    • 抑制 - 選択した行と列の内部にあるどの抑制設定(ゼロの場合、欠落の場合、エラーの場合)でも保存または継承できます。

    • 行の高さ - テンプレート用に行を1つでも選択した場合は、行の高さのどのような設定でも保存または継承できます。行の高さを変更するには、選択した行や列内で「行のプロパティ」シートを開き、「行の高さ」テキスト・ボックスで値を選択するか、数値を直接入力します。

    • 列の幅 - テンプレート用に列を1つでも選択した場合は、列の幅のどのような設定でも保存または継承できます。列の幅を変更するには、選択した行や列内で「列のプロパティ」シートを開き、「列の幅」テキスト・ボックスで値を選択するか、数値を直接入力します。

    • 改ページ - 選択した行や列内にある、どのような改ページ設定でも保存または破棄できます。

      注:

      このダイアログ・ボックスに表示されるオプションは、グリッドで選択したものによって異なります。

  12. 「OK」をクリックします。