式バーを使用した式の作成

式を入力できるセル、行または列を選択して、独自の式を適用できます。

たとえば、前述のカスタム式は、セルA,2の値とセルB,2の値を加算します。

ヒント:

式を作成するときは、次のことに注意してください。

  • 可能なかぎり、セルの式ではなく行や列の式を使用します。

  • 可能なかぎり、関数ではなく参照プロパティを使用します。行、列またはセルの参照は、それに関連付けられたプロパティを持つことができます。たとえば、行参照[1:5].sumでは、Sum関数Sum([1:5])と同じ結果が生成されます。しかし、最初の式は参照プロパティとして使用されるので、より迅速に実行されます。

  • 可能なかぎり、軸の相互参照ではなく、セル参照を使用するようにします。

  • 必要な場合にのみカッコを使用します。カッコを間違って使用すると、計算エンジンの評価ルーチンで、不必要な評価が繰り返されることがあります。

式バーを使用して式を作成するには:

  1. レポートを開くか、作成します。

  2. グリッドを挿入します。

  3. 式の行または式の列を挿入し、式のセルを選択します。また、式を選択して、列全体または行全体に式を適用することもできます。

    注:

    行または列の式内で式のセルを使用する場合は、行および列だけではなく、セル(交差)を正確に参照する必要があります。

  4. 次のいずれかの方法で、セルの式を作成します。

    • 式バーに式を直接入力します。

    • 次に示す式バーのドロップ・ダウン・リストを使用して、式に使用する関数を選択します。式の作成方法の手順は、式の行や列の定義を参照してください。使用可能な算術関数の説明は、算術関数を参照してください。

      ヒント:

      式バーを使用するときに、「ヘルプ」ボタンをクリックすると、関数のヘルプにアクセスできます。

  5. 式バーのチェックマーク・アイコン「検証」アイコンをクリックし、式を検証します。