グリッドへの条件付きフォーマットの適用

条件付きフォーマットは、レポート・デザイナでグリッドを使用して作業している場合に適用できます。まず、選択したセルに条件を設定します。次に、その条件に値が一致した場合に適用するフォーマットを指定します。

任意のグリッド・オブジェクト・セルの関連コンテンツに条件付きフォーマットを指定できます。たとえば、Marketメンバー名がEastの場合はReportAにリンクし、MarketメンバーがWestの場合はReportBにリンクさせます。関連コンテンツ・リンクは、「セルのフォーマット」ダイアログで指定できます。テキストの置換を参照してください。

条件付きフォーマットを適用するには:

  1. レポートにグリッドを作成するか、グリッドを含む既存のレポートを開きます。

  2. 条件付きフォーマットを適用するセルを選択します。

  3. 「フォーマット」「条件付きフォーマット」の順に選択します。

    右クリックして、ショートカット・メニューから「条件付きフォーマット」を選択することもできます。

  4. 「プロパティの選択」からプロパティを選択します。

    注:

    選択したプロパティによって、他のドロップダウン・リストで選択できるオプションが異なります。

    次の表に、各条件付きフォーマット・プロパティと使用可能なデータ・ソースを示します。

    Property

    使用できるデータ・ソース

    セル値

    Essbase

    Planning

    Financial Management

    行値

    Essbase

    Planning

    Financial Management

    列値

    Essbase

    Planning

    Financial Management

    現在のセル値

    Essbase

    Planning

    Financial Management

    メンバー名

    Essbase

    Planning

    Financial Management

    配置

    Essbase

    Financial Management

    Planning

    「配置」プロパティを使用すると、複数のメンバーまたは1つのメンバー関数があるデータ・セグメントの最初または最後の行/列のフォーマットをデザイナで設定できます。たとえば、複数メンバー行または列の一番上の行に条件を設定する場合、次の例のような条件になります。

    条件1: If

    Position Within Row Is Top Row, then

    Format Cells = $.

    説明

    Financial Management

    別名

    Essbase

    Planning

    世代

    Essbase

    Planning

    相対的な世代

    Essbase

    Planning

    レベル

    Essbase

    Planning

    勘定科目タイプ

    Essbase

    Planning

    Financial Management

    自動計算

    Essbase

    Planning

    Financial Management

    自動計算のグループ見出し

    Essbase

    Planning

    Financial Management

    属性値

    Essbase

    ライン・アイテムの詳細

    Financial Management

    サポート詳細

    Planning

    レベルの展開 — 行または列ディメンションのレベルの展開(ディメンションが何回展開されるか)に依存する条件を指定します。

    Essbase

    Planning

    Financial Management

  5. 参照値ドロップダウン・リスト・ボックスで、「プロパティの選択」ドロップダウン・リスト・ボックスで選択したプロパティ値に対応する値を選択します。

  6. 演算子を選択します。

    • = (等しい)

    • < > (次より小さい、または次より大きい)

    • > (次より大きい)

    • < (次より小さい)

    • > = (次と等しいか大きい)

    • < = (次と等しいか小さい)

    • 等しい(次と等しい)

    • 等しくない(次と等しくない)

    • 次で始まる

    • 次で終わる

    • 次を含む

    • が次に等しい

      注:

      先に選択したフォーマットの対象によって使用できる演算子が異なるので、これらの演算子がすべてリストに表示されるとは限りません。

  7. 次の比較する値のオプションのいずれかを選択します。

    • 数値 - セルに特定の値を割り当てます。

    • セル値 - A, 3などセルの位置を戻します。

    • 行値 - 行の番号を戻します。

    • 列値 - 列の文字を戻します。

    • ゼロ - 条件にゼロ値を割り当てます。

    • データなし - 選択に対するデータ値がないことを示します。

    • エラー - エラーとして条件を割り当てます。

    • 文字列 - 条件の文字列を定義します。

    • 0、1、2 - 選択されたディメンションのレベル数または世代数を示します。

      注:

      選択したプロパティによって、ドロップダウン・リストに表示されるオプションが異なります。

  8. 条件を追加するには、「フォーマット2の追加」ボタンをクリックします。手順4から手順7を繰り返して、条件を追加します。

    注:

    このボタンに表示される番号は、条件を追加するたびに増加します。最大値は7です。

  9. 現在の条件と次の条件を結合するには「And」を選択し、区別するには「Or」を選択します。

  10. 「セルのフォーマット」をクリックして、条件にフォーマットを割り当てます。詳細は、グリッドのフォーマットを参照してください。

  11. 「条件付きフォーマット」ダイアログ・ボックスの「オプション」セクションにある「NOTを使用」チェック・ボックスおよび「カッコを使用」チェック・ボックスを使用すると、条件の論理を次のように設定できます。

    • 「NOTを使用」を選択すると、条件を否定できます。

    • 「カッコを使用」を選択すると、計算の優先順位や条件を評価する順序を定義し、一連の条件を必要に応じて指定できます。

  12. フォーマット1の条件を追加したら、次のいずれかのアクションを行います。

    • レポートのグリッドに戻るには「OK」をクリックします。

    • 選択内容に別のフォーマットを追加するには、「フォーマット2の追加」をクリックします。詳細は、条件付きフォーマットの追加を参照してください。