条件付き抑制の詳細設定オプションの使用方法

詳細設定オプションを使用すると、特定の属性または値に基いてグリッド内の行または列を抑制できます。条件付き抑制は、単純にすることも、複雑にすることもできます。また、最大7つの条件を含めることができます。条件付き抑制の詳細設定は、基本抑制オプションと組み合せて使用できます。条件付き抑制の基本オプションの使用を参照してください。

条件の定義時に、Not演算子を使用すると条件に一致しない(falseを戻す)行または列を抑制できます。また、他の条件と区別するには、カッコで囲みます。条件付き抑制は、データ値または式の値に基いて実行される場合もあります。

条件付き抑制を設定するには:

  1. レポートを作成するか、グリッドを含む既存のレポートを開きます。

  2. 抑制を設定する行、列、またはグリッドを選択します。

  3. プロパティ・シートで、「詳細設定オプション」「設定」ボタンの順にクリックすると、「条件付き抑制」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    注:

    グリッドを選択した場合は、「グリッドのプロパティ」プロパティ・シートの「抑制」カテゴリを最初に選択します。

    「条件付き抑制」の抑制オプションの上部に「基本オプション」ラベルが表示されます。基本オプションでは、次のようにOR演算子が使用されます。

    • 基本オプション: なし - 基本オプションは、詳細設定オプションと併用するように選択されていません。

    • ゼロの場合は抑制または - ゼロの場合に詳細設定オプションと併用されます。

    • ゼロまたは欠落の場合は抑制または - 値がゼロの場合または欠落の場合に詳細設定オプションと併用されます。

    • ゼロまたはエラーの場合は抑制または - 値がゼロの場合またはエラーの場合に詳細設定オプションと併用されます。

    • ゼロ、欠落またはエラーの場合は抑制または - 値がゼロ、欠落、またはエラーの場合に詳細設定オプションと併用されます。

    • 欠落の場合は抑制または - 欠落の場合に詳細設定オプションと併用されます。

    • 欠落またはエラーの場合は抑制または - 欠落またはエラーの場合に詳細設定オプションと併用されます。

    • エラーの場合は抑制または - エラーの場合に詳細設定オプションと併用されます。

  4. 「行を抑制する条件」または「列を抑制する条件」で、プロパティを選択します。

    選択したプロパティによって、式のドロップダウン・リストで使用できるオプションが異なります。次の表に、各プロパティと、そのデフォルトの参照、演算子、および比較値を示します。デフォルト値は、自動的に表示され、変更することもできます。

    Property

    使用できるデータ・ソース

    行のデータ値

    Essbase

    Financial Management

    Planning

    列のデータ値

    Essbase

    Financial Management

    Planning

    現在の行のデータ値

    Essbase

    Financial Management

    Planning

    メンバー名

    Essbase

    Financial Management

    Planning

    説明

    Financial Management

    別名 - デフォルト

    Essbase

    Planning

    世代

    Essbase

    Planning

    レベル

    Essbase

    Planning

    勘定科目タイプ

    Essbase

    Financial Management

    Planning

    自動計算

    Essbase

    Financial Management

    Planning

    ライン・アイテムの詳細

    Financial Management

    属性値

    Essbase

    サポート詳細

    Planning

  5. 参照値ドロップダウン・リスト・ボックスで、「行/列を抑制する条件」ドロップダウン・リスト・ボックスで選択したプロパティの値に対応する値を選択します。

  6. 必要に応じて、次の演算子のいずれかを選択します。

    注:

    選択したプロパティによって、使用できる演算子が異なります。

    • < > (次より小さい、または次より大きい)

    • > (次より大きい)

    • > = (次と等しいか大きい)

    • < (次より小さい)

    • < = (次と等しいか小さい)

    • 等しくない(次と等しくない)

    • 次で始まる

    • 次で終わる

    • 次を含む

    • が次に等しい

  7. 必要に応じて、次の比較オプションのいずれかを選択します。

    注:

    選択したプロパティによって、使用できる比較オプションが異なります。

    • 数値 - セルに特定の値を割り当てます。

    • セル値 - A, 3などセルの位置を戻します。

    • 行値 - 行の番号を戻します。

    • 列値 - 列の文字を戻します。

    • ゼロ - 条件にゼロ値を割り当てます。

    • データなし - 選択に対するデータ値がないことを示します。

    • エラー - エラーとして条件を割り当てます。

    • 文字列 - 条件の文字列を定義します。

    • 1、2、3 - 選択されたディメンションのレベル数または世代数を示します。

    • 支出外 - 支出外として条件を割り当てます。

    • 支出 - 支出として条件を割り当てます。

    • TRUE - 条件にTrue値を割り当てます。

  8. 別の条件を追加するには、「条件2の追加」ボタンをクリックします。

    注:

    このボタンに表示される番号は、条件を追加するたびに増加します。最大値は7です。

  9. 現在の条件を後続の条件と組み合せるには、次の演算子のいずれかを選択します。

    • 両方の条件が一致する必要がある場合は、「And」を選択します。

    • 組み合せた条件のいずれかが一致する必要がある場合は、「Or」を選択します。

  10. オプション:「オプション」領域で、次のいずれかの論理オプションを条件に追加できます。

    • 「NOTを使用」を選択すると、条件が満たされない場合にのみ抑制されます。

    • 「カッコを使用」を選択すると、計算の優先順位や条件を評価する順序を定義し、一連の条件を必要に応じて指定できます。

  11. 別の条件を追加するには、「条件3の追加」ボタンをクリックします。

  12. 「OK」をクリックすると、レポート内のグリッドに戻ります。