VariancePercent関数の仕組み

VariancePercentは、同じ勘定科目の種別での比較を要求します。売上と支出など、2つの異なる勘定科目の種別を比較する場合、VariancePercent関数は、勘定科目の種別の論理を適用せず、単純な計算を実行します。例:

売上支出結果

-400

100

-5.

  • EssbaseやPlanningで、VariancePercent勘定科目以外のディメンションに適用すると、実行時に#Errorを戻します。

  • #Missingのセルは、IfNonNumberプロパティを指定していないかぎり、ゼロ(0)として扱われます。

  • #Errorのセルは、IfNonNumberプロパティを指定していないかぎり、#Errorの結果を戻します。

例:

VariancePercentで使用できる参照は、セル、列または行のみです。行、列、セルの参照引数を参照してください。

構文
列を参照する構文の例:VarPer ([A], [B])
行を参照する構文の例:VarPer ([3], [4])
セルを参照する構文の例:VarPer (Cell [3,A], [3,B])

次に、列A(実績)と列B(予算)のVariancePercentを計算する例を示します。

VarPer([A],[B]) 

この例では、次のレポートが作成されます:

                       Year Product Market 
                      Actual   Budget VariancePercent 
                    ======== ======== ======== 
Sales(Income)       400,855  373,080     7%
COGS (Expense)      179,336  158,940   -13%