Microsoft Wordテンプレート

Microsoft Wordテンプレートを使用すると、テキスト(.txt)ファイルを印刷できます。「印刷」を選択すると、Word文書を印刷する既存のルーチンが使用され、テキスト・ファイルが印刷されます。印刷ジョブが終了すると、ファイルは保存されずに閉じられ、次のテキスト・ファイルのためにテンプレートが保持されます。テキスト・ファイルの印刷出力は、PDFプレビューで表示した場合のルック・アンド・フィールが維持されます。

WordテンプレートFR_TextTEmplate.docは、Financial Reporting印刷サーバーの${home.reports}/bin/フォルダ内にあります。テンプレートには、カスタマイズ可能なフォーマット済コンテンツが含まれています。

テンプレート設定

デフォルトでは、Wordテンプレートは次のように設定されています:

  • <<FR_content>>」文字列は、文書の本文の唯一のコンテンツです。

  • テキストのフォントは、Courier New、10ポイントにフォーマットされています。

  • 印刷オプションは縦長で、マージンは1インチです。

  • フッターは、「日付と時刻の印刷」および現在のページ番号に設定されています。これらの設定は、Financial Reporting印刷サーバーを介して印刷時にすべてのテキスト・ファイルで更新され、表示されます。

カスタマイズ可能なテンプレートの要素は次のとおりです:

  • フォント、タブ、マージンなどデフォルトのフォーマットをカスタマイズできます。

  • テンプレートのページ設定を制御できます。たとえば、常に横長に印刷したり、用紙サイズをA4に設定したりできます。

  • ヘッダーとフッターもカスタマイズできます。たとえば、フッターにページ番号を表示できます。これはブックとレポートでPDFプレビューを生成すると、自動的に更新されます。

  • テンプレートの既存のコンテンツをカスタマイズできます。たとえば、各印刷出力の終わりに標準の機密保持条項を挿入できます(テンプレートのカスタマイズを参照)。

  • イメージや背景をテンプレートに追加できます。たとえば、会社のロゴなどです。

テンプレートのカスタマイズ

Word文書の破損を防ぐために、テンプレートをカスタマイズする前にバックアップを作成します。テンプレートはMicrosoft Wordで開くことができます。次回テキスト・ファイルをFinancial Reportingサーバーで印刷する際に、保存した変更が適用されます。印刷するテキスト・ファイルを選択すると、Financial Reporting印刷サーバーはFR_TextTemplate.docファイルを開き、文字列<<FR_content>>を探します。見つかった場合、テキスト・ファイルのコンテキストはその場所に挿入され、文字列と置き換えられます。文字列が見つからない場合、テキスト・ファイルのコンテンツは、Word文書の終わりに挿入されます。テンプレートに既存のコンテンツが存在する場合、テキスト・ファイルのデータの前に表示されます。

テンプレートには常に<<FR_content>>文字列を含めてください。これにより挿入されるテキスト・ファイルのコンテンツのフォントおよびパラグラフ設定を制御できます。コンテンツには、<<FR_content>>文字列の現在のフォーマットが継承されます。

注意:

変更しても、Financial Reporting印刷サーバーを再起動する必要はありません。

テンプレートをカスタマイズするには:

  1. Microsoft Wordを開きます。

  2. 「ファイル」「開く」の順に選択し、${home.reports}/bin/フォルダ(デフォルト)にあるFR_TextTemplate.doc文書に移動し、「開く」をクリックします。

  3. フォーマットを変更するには、<<FR_content>>をハイライトし、フォーマットを変更します。

  4. 「保存」をクリックします。

    注意:

    デフォルトとは異なる場所にテンプレートを保存する場合は、JConsole.exeファイルのTextPrintTemplateに新しい場所を指定する必要があります。

    JConsoleの詳細は、Oracle Hyperion Financial Reporting管理者ガイドプロパティ情報に関するトピックを参照してください。