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Oracle® Hyperion Financial Reporting Web Studioユーザーズ・ガイド

E79688-03
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リンク付きオブジェクトとローカル・オブジェクトの使用方法

リポジトリにレポート・オブジェクトを保存すると、他のレポートのリソースとして使用できます。レポート・オブジェクトは、リンク付きオブジェクトまたはローカル(リンクなし)オブジェクトとして他のレポートに挿入し、"そのまま"使用することもカスタマイズして使用することもできます。

リンク付きオブジェクトは、現在のレポートとリポジトリの両方に保存されます。レポート内のオブジェクトをリポジトリ内のソース・オブジェクトにリンクすると、ソース・オブジェクトに加えた変更をレポート内に存在するオブジェクトに反映できます。ソース・オブジェクトを更新すると、変更はレポート内のソース・オブジェクトと、他のレポート内のそのソース・オブジェクトにリンクされているすべてのオブジェクトに適用されます。

レポート・オブジェクトをリンクするかどうかは、次の操作のときに定義します。

  • レポート・オブジェクトをリポジトリに保存するとき

  • オブジェクトをリポジトリからレポートに挿入するとき

    注意:

    保存されたオブジェクトをリンク付きオブジェクトとしてリポジトリから挿入した場合、レポートにコピーした後にリンクをクリアできます。ただし、このアクションを元に戻すことはできません。

リポジトリのオブジェクトをソース・オブジェクトにリンクしないでレポートに保存すると、ローカル・オブジェクト(現在のレポートのオブジェクト)はリポジトリに保存済のオブジェクトとリンクされません。ローカル・オブジェクトに加えられた変更はリポジトリに保存されているオブジェクトに影響せず、リポジトリのオブジェクトに加えられた変更もレポートのローカル・オブジェクトに影響しません。

リポジトリのオブジェクトをローカル・オブジェクトとして保存すると、レポートのレポート・オブジェクトのコピーを個々の要件に合せてカスタマイズできます。

図2-1に、レポートにあるリンク付きオブジェクトとローカル・オブジェクトの動作を示します。

図2-1 リンク付きレポート・オブジェクトとローカル・レポート・オブジェクト


リンク付きレポート・オブジェクトとローカル・レポート・オブジェクト

Report Aでは、Report Object 1はローカル・オブジェクトとしてリポジトリからコピーされています。ローカル・レポート・オブジェクトに加えられた変更はソース・オブジェクトに反映されません。Report Object 3はリポジトリ内のソース・オブジェクトにリンクされています。Report Object 3に加えられた変更は、保存時にソース・オブジェクトおよびReport BのReport Object 3など、そのソース・オブジェクトにリンクされている他のレポートに反映されます。