Oracle Hyperion Public Sector Planning and Budgeting意思決定パッケージは、財務情報と、特定のアクションまたは提案済ポリシーのサポートされている理由を連結します。意思決定パッケージは、資金調達の要求を、その理由を示す説明とサポート情報とともに表し、確認および承認プロセスを通じて送信可能です。たとえば、治安の向上が自治体の意思決定パッケージとなり、その意思パッケージには消防署や警察署が定義する予算要求が含まれるというような例が考えられます。予算要求は、意思決定パッケージを実現するためのライン・アイテムのコストや合計金額を表します。
意思決定パッケージは、Oracle Hyperion Planningのアプリケーション・レベルで、プランニング・ユニット階層(シナリオ、エンティティおよびバージョン・メンバーの組合せ)に対して作成されます。各意思決定パッケージは複数の予算要求を作成できます。意思決定パッケージ・レベルまたは予算要求レベルで説明、理由や、ノートおよび添付ファイルを取得できます。
次のテキスト関数をOracle Hyperion Financial Reporting Studioで使用することで、説明や理由、財務レポートに使用するノートおよび添付ファイルなどの意思決定パッケージ情報を取得できます。適用可能な場合は、テキスト・ボックス、グリッドのテキスト行、列またはセル、もしくはカスタム見出しに次の関数を挿入できます。
これらの関数は、PlanningでBSOキューブまたはASOキューブのいずれかから意思決定パッケージ情報を取得するために使用できます。BSOキューブとは異なり、ASOキューブでは意思決定パッケージ・アイテムはディメンションとして使用できます。ユーザーがASOキューブを使用してFinancial Reporting Studioでレポートを設計する際、意思決定パッケージ・アイテムはグリッド行、列、ページまたはユーザーのPOVで使用するディメンションとして使用できます。
注意:
Financial Reportingブックへの意思決定パッケージの追加の詳細は、Oracle Hyperion Financial Reportingユーザーズ・ガイドのFinancial Reportingブックへの意思決定パッケージ・レポートの追加に関する項を参照してください。意思決定パッケージの詳細は、Oracle Hyperion Public Sector Planning and Budgetingユーザー・ガイドを参照してください。