グループへのFinancial Managementアプリケーションの役割のプロビジョニング

各Financial Managementインスタンス(デプロイメント)は、複数のアプリケーションをサポートできます。Financial Managementユーザーを各アプリケーションに対して別々にプロビジョニングする必要があります。

Shared Services管理者およびFinancial Managementプロビジョニング・マネージャは、Shared Services Consoleを使用してFinancial Managementアプリケーション・ユーザーをプロビジョニングできます。

ユーザーまたはグループにFinancial Managementアプリケーションの役割をプロビジョニングするには:

  1. 機能の管理者、またはプロビジョニングするFinancial Managementアプリケーションのプロビジョニング・マネージャの役割がプロビジョニングされたユーザーとして、Shared Services Consoleにアクセスします。Shared Servicesへのアクセスを参照してください。

  2. ユーザーまたはグループをFinancial Managementアプリケーションにプロビジョニングします。

    1. プロビジョニングするユーザーまたはグループを見つけます。

    2. ユーザーまたはグループを右クリックし、「プロビジョニング」を選択します。

    3. オプション: ビューを選択します。

      役割は、階層(ツリー)またはリストに表示できます。階層をドリルダウンし、使用可能な役割を表示する必要があります。リスト・ビューでは、使用可能な役割が表示されますが、階層は表示されません。

    4. 「使用可能な役割」で、Financial Managementアプリケーションを含むアプリケーション・グループ(例: Financial Management)を展開します。

    5. 対象のアプリケーションを表すノードを展開します。

    6. ユーザーまたはグループに割り当てる役割を選択し、「追加」ボタンをクリックします。

      Financial Managemenの役割およびアクセスを可能にするタスクのリストについては、表 7を参照してください。

      表7.  Financial Managementの役割

      役割説明
      パワー役割
      アプリケーション管理者すべてのFinancial Managementタスクを実行します。この役割のアクセス権はユーザーが持つ他のアクセス設定をオーバーライドします。
      システムのロードルールとメンバーのリストをロードします
      内部取引の管理期間の開始と終了、エンティティのロックと解除、理由コードの管理などを行います。この役割のユーザーはすべての内部タスクも実行します。
      対話型役割
      ルール管理者特定のアプリケーションに対してOracle Hyperion Calculation Managerタスクを実行します
      ルール・デザイナ新しいルール・オブジェクトの作成、ルール・オブジェクトの変更または削除を行います
      仕訳の承認仕訳の承認または拒否します
      仕訳の作成仕訳の作成、変更、削除、送信、未送信などを行います
      貸借不一致の仕訳の作成貸借不一致の仕訳を作成します
      デフォルトアプリケーションの開始と終了、ドキュメントとお気に入りの管理、Smart Viewの管理、実行中のタスクおよびデータ・タスクへのアクセス、タスクのロードと抽出を実行します。メタデータまたはルールの抽出はできません。フォルダを作成できません。
      仕訳管理者仕訳に関連したすべてのタスクを実行します
      仕訳の転記仕訳の転記と転記の戻しを実行します
      テンプレートの管理仕訳の管理のために仕訳テンプレートへのアクセス権を付与します
      繰返しの生成仕訳の管理のために繰返しの生成タスクへのアクセス権を付与します
      レビュー・スーパーバイザプロセス管理ユニットの開始とプロセス管理データの承認およびパブリッシュを行います。プロセス・レベルに応じてプロセス・ユニットのレベルを上げたり、または拒否したりできます。プロセス管理グループをフェーズに割り当てます。
      レビュー担当者1から10データがユーザーの指定プロセス・レベルにあるとき、データのブロックを表示および編集します
      送信者最終的な承認のためにデータのブロックを送信します
      データのロックデータ・エクスプローラでデータをロックします
      データのロック解除データ・エクスプローラでデータのロックを解除します
      すべて集計すべて集計を実行します
      集計集計を実行します
      データを含むすべてを集計すべてのデータで集計を実行します
      配賦の実行配賦を実行します
      エクイティ・ピックアップの実行エクイティ・ピックアップ・タスクを実行し、エクイティ・ピックアップの調整を計算します
      データ入力フォームの管理Webでデータ入力フォームを管理します
      モデルの管理このリリースで使用されません
      サーバーでのシステム・レポートの保存サーバーでシステム・レポートを保存します
      ExcelデータのロードSmart Viewからデータをロードします
      内部取引ユーザー取引の作成、編集、削除、ロード、抽出を実行します。勘定科目またはID別に照合レポートを実行したり、取引レポートの実行や複数モジュールでドリルします。
      内部取引照合テンプレート内部取引の照合テンプレートを管理します
      勘定科目による内部取引の自動照合勘定科目ごとに内部取引を自動照合します
      IDによる内部取引の自動照合IDごとに内部取引を自動照合します
      許容差による内部取引の手動照合許容差の確認をしながら、内部取引を手動で照合します
      内部取引の手動照合内部取引を手動で照合します
      内部取引を未照合に戻す内部取引を未照合に戻します
      内部取引の転記/転記の戻し内部取引の転記および転記の戻しを実行します
      Webグリッドでの書戻しの使用可能Webグリッドに直接データを入力し、保存します
      データベース管理データをコピーおよびクリアして、無効なレコードを削除します
      所有者の管理所有者情報を入力および編集します
      カスタム・ドキュメントの管理サーバーとの間でカスタム・ドキュメントをロードおよび抽出します
      拡張分析データベースにデータをエクスポートします
      Excelから書き戻すデータ・フォームWebデータ入力フォームを使用してSmart Viewからデータを送信します
      ビュー役割
      上級ユーザーブラウザ・ビューを使用して実行中のタスクにアクセスできます。フォルダを作成します。
      ルール・ビューアルール・オブジェクトを表示します
      仕訳の読取り仕訳を読み取ります
      プロセス・コントロールの電子メール・アラートを受信電子メールを受信します
      内部取引の電子メール・アラートを受信電子メールを受信します
      予約済現在は使用されていません
      データ監査の表示データ監査情報を表示およびエクスポートします
      タスク監査の表示タスク監査情報を表示およびエクスポートします
      ダッシュボード・ビューアFinancial Management Analyticsダッシュボードにアクセスします
    7. 「保存」をクリックします。

      ダイアログ・ボックスに正常に終了したプロビジョニングが表示されます。

    8. 「OK」をクリックします。

  3. プロビジョニングを行う各Financial Managementアプリケーションについて、手順2を繰り返します。