リレーショナル・ドリルスルーの作成

権限のあるユーザーは、データベース接続ウィザードを使用してリレーショナル・ドリルスルー接続を作成できます。開始する前に、アクセスするリレーショナル・データベース・テーブル名が必要になります。

  OLAPデータベース接続にリレーショナル・ドリルスルーの定義を作成するには:

  1. 次のいずれかを実行します。

    • 「ファイル」「新規」「データベース接続」を選択し、「Analytic Services」または「Financial Management」を選択します。

    • 「新規」アイコンをクリックし、「データベース接続」を選択して、「Analytic Services」または「Financial Management」を選択します。

    • ビュー・ペインの「ブラウザ」タブで、選択フレームのOLAPデータベース接続を右クリックして、「編集」を選択します。選択したデータベース接続のデータベース接続ウィザードが表示します。

      最初の2つのオプションはデータベースの接続を作成します。最後のオプションはOLAPデータベース接続にリレーショナル・ドリルスルーを定義します。

      プロセス・バーがサーバーデータベースフォーマット、およびドリルスルーのデータベース接続手順を表示します。

      この手順ではOLAPまたはOracle | Hyperionデータベース接続の定義からリレーショナル・ドリルスルーの作成までを説明します。OLAPおよびOracle | Hyperionデータベース接続の作成も参照してください。

  2. サーバー、データベース、およびフォーマットのページで、「ドリルスルー」ページが表示されるまで「次へ」をクリックします。

    「終了」はクリックしないでください。クリックすると、ドリルスルー接続を定義する前にウィザードが終了します。

  3. 「ドリルスルー」ページで、「リレーショナル・ドリルスルー接続の定義」を選択します。

    「JDBCドライバの構成」ダイアログ・ボックスが表示されます。JDBC RDBMS接続を正常に作成するには、アクセスするリレーショナル・データ・ソースの種類および接続に必要なパラメータを知り、接続をサポートするユーザー名とパスワードを持っている必要があります。

  4. 「ドライバのタイプ」からいずれかを1つを選択します。

    • IBM DB2

    • Microsoft SQL Server

    • Oracle

    • Teradata

    • その他

      JDBCドライバを選択すると、「データベース接続文字列」のテキスト領域にリレーショナル・データベース接続文字列が表示されます。「その他」を選択した場合は、独自のJDBC接続文字列を定義する必要があります。

  5. 「データベース接続文字列」に変数の値を入力します。

    ドライバのタイプによっては、ホスト名、データベース名、ポート、およびDSNの変数があります。そのカッコと変数を置き換える必要があります。

  6. 「ユーザー名」にJDBCユーザー名を入力します。

  7. 「パスワード」にユーザー名のパスワードを入力します。

  8. 「接続のテスト」をクリックして、接続を確認します。

    接続が失敗する場合は、正常なリレーショナル・データベース接続を確立できるまで、手順6から10を繰り返します。文字列変数からカッコが削除されているかを確認してください。

  9. 接続が完了したら、メッセージを終了して「OK」をクリックします。

    「リレーショナル・ドリルスルー接続の変更」ダイアログ・ボックスが表示されます。このダイアログ・ボックスで、JDBC RDBMS接続を再定義し、リレーショナル・テーブルを示し、列を指定し、最後に列をOLAPディメンションにマッピングします。

  10. 「開始」にリレーショナル・データベースのテーブル名を入力します。

  11. 「列の更新」をクリックします。

    指定したテーブルの列名は、ダイアログ・ボックスの下部にある「列名」リストに表示されます。

  12. これらのテーブル列に接続するOLAPディメンションを指定します。これを行うには、OLAPとリレーショナル・データ間の関係を理解する必要があります:

    1. OLAPデータに接続するリレーショナル列名の反対側にある関連ディメンション列内のセルをクリックします。

      クリックしたセルにOLAPデータベース接続のディメンション・リストのドロップダウン・リストが表示されます。

    2. OLAPディメンションをクリックして選択します。

      リレーショナル・データベースの列とOLAPディメンションのマッピングの手順をマッピングが完了するまで繰り返します。

  13. オプション

    • リレーショナル・データへのドリル時に現在のOLAPページを維持するには、「ページを渡す」をクリックします。

    • リレーショナル・データへのドリル時にOLAPフィルタを維持するには、「フィルタを渡す」をクリックします。

    • 「戻り行の最大数」テキスト・ボックスにクエリー結果セットの行の制限を設定します。これによって、非常に大きなクエリー結果セットによって無意識にサーバーとネットワークのリソースを消費しないようにできます。

    • リレーショナル・データのクエリー結果セットを絞り込むには、SQLのSelect、Where、Order By句を指定します。

  14. 「OK」をクリックします。

  15. 「終了」をクリックします。

    リレーショナル・ドリルスルーの定義は、データベース接続のプロパティとして保存されます。