アーティファクトをインポートまたは選択するときにアーティファクトの権限を設定します。お気に入りでアクセスできるようにアーティファクトをプッシュします。
権限の設定とアーティファクトのプッシュのルールは次のとおりです。
アーティファクトをプッシュするには、適切な権限とアーティファクトをプッシュできる役割が必要です。複数サイクルのジョブとフォルダを除く任意のアーティファクトをプッシュします。
リポジトリでアーティファクトにアクセスできるようにするには、そのアーティファクトの権限を変更します。
お気に入りでアーティファクトにアクセスできるようにするには、アーティファクトをお気に入りにプッシュします。
フォルダ内のアーティファクトに権限を割り当てるには、適切な権限と役割が必要です。
エクスプローラで、権限を変更するファイルまたはフォルダを右クリックします。
注意: | エクスプローラで複数のアイテムを選択して編集権限を割り当てることができます。権限は、ユーザーがフル・コントロール権限を持つアイテムにのみ適用できます。 |
「権限」ダイアログ・ボックスを完了するには、手順1を参照してください。
フォルダの子の権限を設定します。「子に権限を適用」ダイアログ・ボックスに表示される、選択したユーザー、グループおよび役割の列は、フォルダ内のアーティファクト・タイプによって異なります。各権限の説明をガイドラインとして使用してください。
権限 | 説明 |
---|---|
継承 | 何にも設定されません。デフォルトでは「アクセス権なし」になります。次の継承権限の例を参照してください。 |
アクセス権なし | ユーザーはオブジェクトを表示できません。 |
表示 | ドキュメントを表示しますが、変更はできません。 |
ジョブ出力のみ | フォルダ内の出力を表示したり生成したりできます。追加の変更機能はありません。 |
変更 | 変更を行いますが、削除はできません。 |
フル・コントロール | 「子に権限を適用」ダイアログにアクセスします(他のユーザー/グループ/役割に権限を追加/編集/削除)。 |
実行 | ジョブを実行できます。 |
変更と実行 | これはジョブにのみ適用されます。ジョブはプロパティを変更して、実行できます。変更権限のみ付与されている場合は、ジョブのプロパティを変更できますが、ジョブは実行できません。 |
表示と処理 | ドキュメントを表示してデータをリフレッシュできますが、変更することはできません。 注意: これらは適用可能状態で、Interactive Reportingアーティファクトにのみ適用されます。 |
分析 | ドキュメント内のチャート、ピボットおよびレポートを作成および変更できますが、クエリーを変更したりデータをリフレッシュしたりすることはできません。 注意: これらは適用可能状態で、Interactive Reportingアーティファクトにのみ適用されます。 |
分析と処理 | ドキュメント内のチャート、ピボットおよびレポートを作成および変更し、データをリフレッシュできます。クエリーを変更することはできません。 |
問合せと分析 | ドキュメント内のチャート、ピボットおよびレポートを作成および変更し、データをリフレッシュできます。また、処理前にクエリーを作成および制限できます。 |
データ・モデルと分析 | ドキュメント内のチャート、ピボットおよびレポートを作成および変更し、データをリフレッシュできます。また、処理前にクエリーを作成および制限できます。データ・モデルを作成および変更することもできます。 注意: これらは適用可能状態で、Interactive Reportingアーティファクトにのみ適用されます。 |
注意: | 権限は、ユーザーがフル・コントロール権限を持っているフォルダ内のアーティファクトにのみ適用されます。 |
BQYファイルおよび「権限」ダイアログ・ボックスで設定された権限の例を次に示します。
ユーザーA:
ファイル権限の継承
適応状態の表示
お気に入りの継承
グループA:
ファイルの表示
適応の処理
お気に入りの継承
役割A:
ファイルの変更
適応のデータモデル
お気に入りにプッシュ
これらのシナリオの結果:
ユーザーAがグループAに属している場合、ユーザーAはファイルを表示できます。
ユーザーAに役割Aがある場合、ユーザーAはファイルを変更できます。
ユーザーAがグループAに属していない場合または役割Aを持っていない場合、ユーザーAはファイルにアクセスできません。
継承とは、基本的には役割またはグループの権限を継承することを意味し、同じことがお気に入りにも当てはまります。
「選択したフォルダの子に権限を適用」ダイアログでは、権限の上書きまたはマージを選択できるので、権限を最初から再定義する必要がありません。
注意: | 「OK」をクリックすると、フォルダのファイルすべてに対する権限が変更されます。ただし、権限は将来使用できるようには保存されません。新しいアーティファクトが続いてそのフォルダに追加されても、この権限は付与されません。そのフォルダの個々のアーティファクトに移動して権限を変更できます。 |
選択対象のユーザー、グループおよび役割を指定するには、次の操作を行います。
リストにすべてのユーザー、グループまたは役割を移入するには、テキスト・ボックスを空白のままにして「リストの更新」を選択します。
「選択したユーザー、グループ、役割」で、「名前」列から名前を選択します。「アクセス」または「ファイルへのアクセス」ドロップダウンから次の権限を設定します。
継承 - 何にも設定されません。この権限はデフォルトで「アクセス権なし」に設定されています。
表示 - ドキュメントの表示のみ行うことができます。
変更 - ドキュメントを変更できますが、削除できません。
フル・コントロール - ドキュメントを表示、変更および削除できます。
権限の設定とアーチファクトのプッシュを参照してください。
「お気に入り」ドロップダウンで、「プッシュ」を選択してアーティファクトをユーザーのお気に入りにプッシュするか、「継承」(プッシュではない)を選択します。「継承」を選択した場合は、この権限のみ設定されているときに表示されます。
これらの手順を繰返して、他のユーザー、グループまたは役割の権限を設定します。
注意: | アクセス権を持っているユーザー、グループ、役割のすべてがリストに表示されない場合は、別の条件を指定してリストをフィルタするか、管理者にお問い合せください。リストに表示されるユーザー、グループ、役割の最大数は管理者が決定します。 |
注意: | 役割、グループまたはユーザーを選択したリストから除去するには、除去する名前を選択して |