Performance Management Architectアプリケーションには、共有およびローカルの2つの異なる状態のディメンションを含められます。
共有ディメンションは、共有ライブラリというディメンション・ライブラリの領域で作成されます。これらのディメンションは、すべてのアプリケーションで使用でき、各アプリケーションに共有ディメンションとして含めると、個別に1つ以上のアプリケーションにリンクできます。共有ライブラリのディメンションへの変更は、そのディメンションを共有するすべてのアプリケーションに自動的に継承されます。共有ライブラリ内のディメンションにはあらゆる種類の変更を実行できますが、アプリケーション内の共有されたディメンションに実行できる変更の種類は限られています。
アプリケーションにディメンションを共有ディメンションとして含めると、そのアプリケーションのみに関連する例外を処理するための変更を共有ディメンションに適用できます。この種の変更は次のとおりです:
メンバー・フィルタ
プロパティ値の上書き
メンバーの追加や移動などの共有ディメンションの構造的な変更は、共有ライブラリ内のみで実行できます。
ローカル・ディメンションは、単一のアプリケーション内で作成され、アプリケーション内で直接作成するか、またはアプリケーションの共有ライブラリまたはアプリケーション内の別のディメンションからのコピーとして作成します。ローカル・ディメンションは個別のディメンションで、共有ライブラリのディメンションへの変更は継承されません。
共有ライブラリからのディメンションの最初のコピーによって、ディメンション全体がコピーされます。新規メンバーの追加などのその後のアクションは、アプリケーション内で実行されます。
ローカル・ディメンションを作成するために使用した共有ディメンションを変更する場合、ディメンションに対するその後の変更をアプリケーション・レベルでマージするかどうかを明示的に指定できるオプションがあります。ローカル・ディメンションの共有への変換を参照してください。