Planningアプリケーションの再デプロイ時における考慮事項

再デプロイ前に、プロパティが正しく、要件を満たしていることを確認します。アプリケーションが正しく設定されていない場合、デプロイメントは失敗し、エラー・メッセージが表示されます。Planningアプリケーションが表示された後、次のプロパティを変更できません:

  • アプリケーションで単一通貨を使用しているか、複数通貨を使用しているか。たとえば、複数通貨を選択してデプロイした後、複数通貨を後で消去して、単一通貨を使用できません。同様に、単一通貨のアプリケーション上では、後で複数通貨を選択できません。

  • デフォルト・アプリケーションの通貨。たとえば、USDを使用する場合、後でEURに変更できません。

  • カレンダのタイプ。たとえば、「基本期間」を「12か月」に設定した場合、後で「四半期」に変更できません。

  • 会計開始月。「開始月」を設定した後は、変更できません。

  • 開始年。たとえば、「開始年」を「2010」に設定した場合、後で「2009」に変更することはできません。ただし、最初の年の後に年を追加することはできます。

  • 年の追加。年を追加した後は、除去できません。たとえば、デプロイしたアプリケーションにFY09が含まれている場合、この年は除去できません。

  • 「週の配布」パターン。たとえば、「週の配布」を「445」と設定した場合、後で「544」や「偶数」に変更できません。

  • アプリケーションに含まれているプラン・タイプ。たとえば、アプリケーションをプラン1およびプラン2のプラン・タイプとして選択してデプロイした場合、後でプラン3の追加またはプラン2の除去はできません。ディメンション・メンバーに対する「プラン・タイプに有効」はいつでも変更できます。ただし、デプロイメント後のアプリケーションに含まれているプラン・タイプは変更できません。

  • 追加されたディメンション。事前に定義されているディメンションを含めて、全部で20個までディメンションを追加できます。ディメンション別名を変更することでディメンションの名前変更はできますが、削除できません。ディメンション別名の設定を参照してください。

  • 事前に定義されているディメンション。事前に定義されているディメンションは削除できません。単一通貨アプリケーションには、シナリオ、バージョン、エンティティ、勘定科目、期間および年のディメンションが必要です。複数通貨アプリケーションには、シナリオ、バージョン、エンティティ、勘定科目、期間、年および通貨のディメンションが必要です。

注意!

Planningの各データ値は、ディメンション・メンバー・セットおよびプラン・タイプによって識別されます。アプリケーションからディメンション・メンバーを除外すると、これはデプロイメント時の削除アクションになります。詳細は、プランニング・メンバーの除外および削除を参照してください。

注意:

Workforce PlanningおよびCapital Asset Planningに対して有効になっているアプリケーションの詳細は、Oracle Hyperion Workforce Planning管理者ガイドおよびOracle Hyperion Capital Asset Planning管理者ガイドを参照してください。Public Sector Planning and Budgetingについては、Oracle Hyperion Public Sector Planning and Budgetingユーザー・ガイドを参照してください。

アプリケーションからメンバーを除外する前またはPlanningにデプロイする前に、Planning内で「使用の表示」機能を使用して、メンバーがアプリケーション内のどこで使用されているか、およびデプロイメント時にディメンション・メンバーをアプリケーションから除外する影響を判断します。「使用の表示」機能の詳細は、『Oracle Hyperion Planning管理者ガイド』を参照してください。