バージョン

バージョン・ディメンションのメンバーは、表で説明されているプロパティだけでなく、すべてのプランニング・ディメンションに適用できるプロパティで説明されている次のようなほとんどの一般的なプロパティを使用します:

  • Valid for Plan

  • Aggregation

  • UDA

  • Member Formula

  • Alias

  • Data Storage

  • スマート・リスト

  • Data Type

バージョン・ディメンションの用途は次のとおりです:

  • プランに、準備段階や最終などの複数の繰返しを提供する

  • ベスト・ケースなどの仮定に基づいた予測結果をモデル化する

  • 内部や外部などのプラン・データを制御する

  • 簡単に目標を設定する

バージョンはシナリオから独立しています。バージョン名およびアクセス権を変更できます。アプリケーションには、少なくとも1つのバージョンが必要です。アクセス権の設定については、『Oracle Hyperion Planning管理者ガイド』を参照してください。

表40. バージョンのプロパティ

プロパティ・ラベル

説明

プロパティ名

Enable Process Management

プロセス管理に対してバージョンを使用可能にするかどうかを指定します。これによって、このバージョン・メンバーを含むプランニング・ユニットを管理できます。ターゲット・バージョンでは使用できません。

デフォルト値: 該当なし

EnableProcessManagement

Version Type

目標: ユーザーは、任意のレベルでメンバーのデータを入力し、ビジネス・ルールを使用して親メンバーから子孫に値を配布できます。

ターゲット・バージョンを使用して、プランにハイレベルの目標を設定します。ボトムアップ・バージョンで作業するプランナは、プラン・データの入力時に目標を参照できます。

ターゲット・バージョンでは、トップダウンの予算編成を使用します。ワークフロー・タスクは許可されず、#MISSINGなどのターゲット・メンバーの子は、トップ・レベルでデータ入力を使用可能にするために空白にする必要があります。ターゲット・メンバーは、「保管」に設定する必要があります(動的計算は、データの入力内容を子の合計で上書きします)。

ボトムアップ: ユーザーは、最下位レベルのメンバーにデータを入力します。親レベルのメンバーは読取り専用です。親メンバーの値は、最下位レベルのメンバーから集約されます。

デフォルト値: ボトムアップ

VersionType