別名は、ディメンションの定義に役立つ代替の名前、説明、言語またはその他のアイテムです。1つ以上の別名をPlanningの勘定科目、通貨、エンティティ、シナリオ、期間、バージョン、年、属性値およびユーザー定義のディメンション・メンバーに割り当てられます。別名は、任意のFinancial Managementディメンションに割り当てられます。
別名ディメンションには3つの要素があります:
別名ディメンション
別名メンバー
Aliasプロパティ
別名ディメンションを作成し、それにメンバーを追加できます。関連付けられているディメンションのメンバーのAliasプロパティ値フィールドに、説明や代替名などを入力します。たとえば、メンバーが英語、フランス語、イタリア語の別名ディメンションを作成します。この別名ディメンションに関連付けられている通貨ディメンションには、AUD、JPYおよびUSDというメンバーがあります。各メンバーのAliasプロパティ値をダブルクリックし、英語、フランス語およびイタリア語の説明を入力します。たとえば、英語の説明を「Australian Dollar」、「Japanese Yen」、「United States Dollar」と入力します。
Planningでは、別名メンバーは別名表に格納されます。Planningアプリケーションの作成の際、Essbaseでは、データベース・アウトラインに空白のデフォルトの別名表が作成されます。その他の別名表を作成しない場合、すべての別名は、このデフォルトの表に保管されます。デフォルトの表は削除できません。
Planningアプリケーションごとに最大32個の別名表を作成できます。この中には、Planningアプリケーションの作成時にEssbaseで作成されるデフォルトの別名表が含まれます。別名または別名表を追加または変更する場合は、アプリケーションをリフレッシュする必要があります。変更は、データベースが更新されるまで適用されません。Planning内で作成した別名表のみ使用できます。Planning以外で作成された別名表は、アプリケーションがリフレッシュしている間に削除されます。
ディメンション・ライブラリでのメンバーおよびその別名の表示方法を設定できます。メンバー名のみ、別名のみ、または両方を表示できます。たとえば、別名がAustralian DollarであるAUDという通貨メンバーがある場合、ディメンション・ライブラリに、「AUD」のみ、「Australian Dollar」のみ、または「AUD-Australian Dollar」と表示できます。
別名によって、ディメンションおよびメンバーの一意の識別子を作成できます。たとえば、コスト・センター・ディメンション・メンバーを、数字(100、200、210など)でも、記述的な別名(人事、技術、営業など)でも識別できます。メンバーは、異なる言語の別名を持つこともできます。
別名ディメンションの名前は、Hyperion製品の命名要件に従う必要があります。Planningディメンションの場合、ディメンション、メンバーおよび別名の名前付けの制限を参照してください。Financial Managementディメンションの場合、Financial Managementディメンションの操作を参照してください。
注意: | ディメンション・ライブラリで別名ディメンションを作成する場合に、別の文字を入力することもできますが、別名ディメンションがアプリケーションに送られるときにアプリケーションの命名規則が適用されます。 |
ディメンション・ライブラリで別名ディメンションを作成して、メンバーを追加します。
注意: | アプリケーションがPlanningにデプロイされると、別名ディメンションの子メンバーが別名表になります。 |
勘定科目やエンティティなどのメイン・ディメンションを別名ディメンションに関連付けらます。ディメンションの関連付けの作成を参照してください。
別名ディメンションをアプリケーションにドラッグします。(別名ディメンションとの関連付けを持つメイン・ディメンションがアプリケーションに存在しない場合は、メイン・ディメンションもドラッグする必要があります。)
アプリケーションで関連付けをアクティブにします。ディメンションの関連付けの表示を参照してください。
アプリケーションで、メイン・ディメンション・メンバー(たとえば、CashFlow)を選択し、プロパティ・グリッドの「別名」フィールドをダブルクリックします。