共有ディメンションのローカルへの変換

共有ディメンションを、アプリケーション内のローカル・ディメンションに変更する必要が生じることがあります。共有ディメンションをローカルに変換すると、共有ライブラリで加えたその後のすべての変更は、アプリケーション内のそのローカル・ディメンションに適用されなくなります。

アプリケーションでディメンションを添付解除することにより、共有ディメンションをローカルに変換できます。

「ディメンションを添付解除」機能は、ディメンションがアプリケーションで共有されている場合のみ使用できます。ディメンションを添付解除すると、コピーを作成することにより共有ディメンションがローカル・ディメンションに変換されます。ディメンションがコピーされると、そのディメンションは共有されなくなりますが、共有ライブラリに影響を与えず(またはその逆)に構造を変更可能なローカル・ディメンションとなります。

ディメンションを再び共有にする場合は、アプリケーションに以前含められていた共有ライブラリ内の同じディメンションと再接続できます。ローカル・ディメンションの共有への変換を参照してください。

ディメンションが共有からローカルに変換される場合、ディメンションはアプリケーションにコピーされるため同期されません。プロパティの上書きとフィルタがローカル・ディメンションに適用されるため、作成されるディメンションの構造とプロパティ値は共有バージョンと同じになります。

ディメンションを添付解除するには:

  1. アプリケーションで共有ディメンションを右クリックします。

  2. 「ディメンションを添付解除」を選択します。

    「ディメンションを添付解除」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「ディメンションを添付解除」ダイアログ・ボックス。
  3. 「フィルタされた構造を保持」または「プロパティの上書きを保持」を選択します。

    共有ディメンションにあったのと同じフィルタされた構造および上書きされたプロパティ値をローカル・ディメンションで保持するには、両方のオプションを選択します。共有ディメンションで作成したアプリケーション・レベルのフィルタ処理および上書きをすべて破棄し、共有ライブラリ内のソース・ディメンションと同じ構造を持つローカル・ディメンションを作成するには、ソース・ディメンションの継承されたプロパティ値を使用し、どちらのオプションも選択しないでください。

  4. 「OK」をクリックします。

注意:

アプリケーションでプロパティ値を変更した場合、そのプロパティ値はアプリケーション・レベルの上書き値となります。この場合、共有ライブラリのバージョンが変更されても、共有ライブラリ内の同じメンバーのプロパティ値から添付解除されます。アプリケーション・レベルのプロパティを継承する共有ライブラリのバージョンに戻すには、アプリケーションで右クリックして値を除去します。