Profitability and Cost ManagementおよびEssbaseアプリケーションのディメンション・パフォーマンス設定を変更できます。パフォーマンス設定には、ディメンション・ソート順とディメンション密度の変更が含まれます。
ディメンション(タイプ)でディメンションを選択し、「上へ移動」ボタンおよび「下へ移動」ボタンを使用して、次の項で説明するディメンションのソート順を設定します。
ディメンションのソート順は、「別名」ディメンションと「UDA」ディメンションを除き、モデル内のすべてのProfitability and Cost Managementディメンションに対して設定する必要があります。ディメンションのソート順は連続し、一意であり、1以上である必要があります。そうでないと、モデルの検証に失敗します。推奨されるディメンション・ソート順の設定は、表16を参照してください。
表16. 推奨されるProfitability and Cost Managementのディメンションのソート順設定
Dimension Type | 設定 |
---|---|
メジャー | 1 (デフォルト) |
AllocationType | 2 |
POVおよびビジネス・ディメンション | 3以上 |
属性ディメンション | 最後のディメンションとしてソートします。 たとえば、12個の連続したディメンションのうち4個が属性ディメンションである場合、属性ディメンションには9、10、11および12を設定する必要があります。 |
Essbaseでは、ディメンションのソート順によって、ディメンションがアウトラインに表示される順序が決定され、ディメンションの計算順序に影響します。ASOデータベースとBSOデータベースの計算順序は、データベースの設計時にあらかじめ決定しておく必要があります。BSOデータベースでは特に、ディメンションの順序がパフォーマンスに影響することがあります。ASOおよびBSOデータベースの計算については、『Oracle Essbaseデータベース管理者ガイド』で説明されています。ただし、次の点に注意してください:
ASO - ディメンションの解決順序は、ASOデータベースによって使用され、ディメンションのソート順を設定する際に考慮する必要があります。ディメンションの解決順序またはソート順が設定されていない場合は、アウトラインの順序で集約が実行されます。属性は最後に計算されます。
BSO - ディメンションのソート順は、Essbaseに固有の計算順序に基づきます。密ディメンション(たとえば、時間ディメンションやメジャー・ディメンション)が最初に計算され、疎ディメンションが次に計算され、属性ディメンションが最後に計算されます。
オプション: Essbase BSOおよびProfitability and Cost Managementでは、「密度」の下でディメンションに必要な密度を選択します。