ディメンションのマッピング

「ディメンションのマッピング」セクションで、次の方法を使用して、フラット・ファイル、インタフェース表またはData Relationship Managementアプリケーションからディメンションをインポートする方法を指定します。ディメンションは、自動マッピングまたは手動マッピングを行うことでマップできます。

  ディメンションをマップするには:

  1. ソースから新規ディメンションを作成するには、「ソース・ディメンション名を持つマップされていないディメンションに対してディメンションを作成します」を選択します。マッピングされていないディメンション(すなわち、自動または手動でマッピングされていないディメンション)の場合、フラット・ファイル、インタフェース表またはData Relationship Managementアプリケーション内のディメンションの名前が、新規ディメンションの作成に使用される名前となります。

    「ソース・ディメンション名を持つマッピングされていないディメンションに対してディメンションを作成します。」を選択すると、共有ライブラリまたはアプリケーション列に自動的に新規ディメンションが移入されます。

  2. フラット・ファイル、インタフェース表またはData Relationship Managementアプリケーション内のディメンションが共有ライブラリまたはアプリケーションに存在する場合、自動的にディメンションがマッピングされ、インポートされたディメンションをターゲット・ディメンションにマージするか、ターゲット・ディメンションをインポートされたディメンションに置換するかを選択します。

  3. ディメンションを手動でマップするには、「共有ライブラリ」列で、新規ディメンションを作成するか、インポートされたディメンションを別のディメンションにマップします。別のディメンションにマップする場合は、インポートされたディメンションを共有ライブラリ・ディメンションにマージするか、または共有ライブラリ・ディメンションをインポートされたディメンションで置換できます。次のいずれかのアクションを実行します:

    • インポートされたディメンションにマッピングする共有ライブラリ・ディメンションを選択します。

    • ディメンションを作成します:

      1. 共有ライブラリまたはアプリケーションから、「新規ディメンション」を選択します。

      2. 「新規ディメンションの追加」ダイアログ・ボックスで、ディメンション名と必要に応じて説明を入力し、「OK」をクリックします。

    • オプション: 「プロセス・タイプ」を選択します。

      注意:

      ターゲット・アプリケーションに共有ディメンションが含まれている場合、「プロセス・タイプ」にオプションが表示されません。

      • プライマリとしてマージ - 「プライマリとしてマージ」ではすべてのセクションが処理され、ソースには存在するが、共有ライブラリまたはターゲット・アプリケーションには存在しない新規ディメンション、メンバー、関係、プロパティおよび関連付けが追加されます。ディメンション、メンバー、関係、プロパティまたは関連付けが除去されることはありません。 ソースで指定されているディメンション、関係、メンバーまたはプロパティが共有ライブラリまたはターゲット・アプリケーションに存在する場合、ソースで指定された値で上書きされます。(メンバーは移動されませんが、上書きされます。)ソースに含まれていないプロパティは、共有ライブラリまたはターゲット・アプリケーションでは変更されません。

        注意:

        あるメンバーが1つのディメンションで複数のインスタンスを持つ場合、「IsPrimary」列で、どのインスタンスがプライマリで、どのインスタンスが共有かを指定します。IsPrimaryパラメータはオプションですが、使用を強くお薦めします。定義しないままにすると、デフォルトのTrueに設定され、メンバーがプライマリであると想定されます。IsPrimaryパラメータを定義しないか、プライマリとして定義されたメンバーが重複する場合、インポート結果ファイルに警告が表示されます。

      • 移動としてマージ - このモードでは、IsPrimaryでTRUEに設定したメンバーのみが処理され、他のものは無視されます。処理中、メンバーのプライマリのロケーションを指定する最初の行が実行され、別のプライマリのロケーションを指定している後続の行はすべて無視されて、警告メッセージが表示されます。

      • 置換 - すべての新規要素が追加され、すべてのプロパティ更新が行われます。ソースで指定されていないメンバーやメンバー関係は、共有ライブラリまたはターゲット・アプリケーションから除去されます。置換モードを使用すると、親の下のメンバーの順序も変更できます。ソースに含まれていないプロパティは、共有ライブラリまたはターゲット・アプリケーションでは変更されません。

        このモードでは、インポート・ファイルで定義されていないかぎり(IsPrimaryでFALSEに設定)、新規の共有メンバーは作成されません。このモードにより、新規の親の下にあるプリマリ・メンバーを検出し、移動として処理できます。

        注意:

        「置換」オプションには、「順序変更タイプ」および「既存メンバーの順序変更」オプションが表示されません。

  4. 「順序変更タイプ」を選択します。

    • 上位にマージ - 新規にインポートされた子メンバーを、親の下の子リストの先頭に置きます。

    • 下位にマージ - 新規にインポートされた子メンバーを、親の下の子リストの最後に置きます。

  5. 「既存メンバーの順序変更」を選択します。

    「既存メンバーの順序変更」を選択して、親の下の既存の子メンバーを、たとえインポート・ソースにそのメンバーが存在しなくても再ソートします。「上位にマージ」が選択されている場合、インポート・ソースで最初の子メンバーが親の下の最初の子になり、インポートされたすべての子メンバーは、インポート・ソースでの順序に一致するようにソートされます。インポート・ソースにない既存のメンバーは従来の順序で子リストの最後に押しやられます。「下位にマージ」が選択されている場合、インポート・ソースで最後の子メンバーが親の下の最後の子になり、インポートされたすべての子メンバーは、インポート・ソースでの順序に一致するようにソートされます。 インポート・ソースにない既存のメンバーは従来の順序で子リストの先頭に押しやられます。詳細な例は、既存メンバーの順序変更の例を参照してください。

  6. 「次へ」をクリックします。

    「ディメンション・マッピング」画面が表示されます。ディメンション・マッピング - プロパティ・マッピング・オプションの説明に従ってプロパティ・マッピング・オプションを定義します。