アプリケーションごとに複数のスター・スキーマを作成できます。各スター・スキーマの表名は、ユーザーが指定する接頭辞で始まります。すべてのディメンションから複数のメンバーを選択して、エクスポートする情報を最適に表すスター・スキーマを作成できます。
注意:
セル・テキストとライン・アイテムの詳細はスター・スキーマにエクスポートされません。
スター・スキーマ内のデータの組合せは、エクスポートするために選択するディメンションのメンバーに基づいて作成されます。選択するディメンションのメンバーが多くなると、スター・スキーマの作成に必要なデータの組合せの数が多くなるため、エクスポート・プロセスの完了に必要な時間が長くなります。データの組合せの数を計算するには、選択したメンバーの数をディメンションごとに乗算します。
注意:
すべてのディメンションのすべてのメンバーをエクスポートする選択はしないでください。エクスポートするデータのセグメントを選択します。アプリケーションの大きさや、データの組合せ数によって、エクスポート時間が非常に長くなる場合があります。
たとえば、次のデータをエクスポートできます。
シナリオ - 実績
年 - 2014
期間 - 1月
ビュー - 期別
エンティティ - 地域、米国、フロリダ、コネチカット
値 - USD
勘定科目 - 粗利益、売上、総費用
ICP - [None]
C1 - ボール、テニス・ボール、ゴルフ・ボール
C2 - 全顧客、顧客2、顧客3、顧客4、顧客5
C3 - [None]
C4 - [None]
次に、作成されるスター・スキーマをOracle Essbase Integration Servicesで使用して、情報を参照および使用する必要がある対象ユーザーを表すために、1つ以上のデータ・キューブを作成できます。スター・スキーマには、これらのメンバーのデータの組合せが180含まれます(1 * 1 * 1 * 1 * 4 * 1 * 3 * 1 * 3 * 5 * 1 * 1 = 180)。
注意:
Integration Servicesを介してメタデータをOracle Essbaseにエクスポートする場合、データベースへのデータの抽出機能によって、Oracle Hyperion Financial Managementアプリケーションで表示されているものとは異なる順序で、メタデータが使用されます。
必要な場合は、現地通貨のデータのみを抽出できます。現地通貨のデータのみを抽出するには、視点の値ディメンションからエンティティの通貨メンバーを使用します。エンティティの通貨は、通貨のプレースホルダとして機能し、選択されている各エンティティのデフォルトの通貨を抽出します。
選択したシナリオがYTDの場合、データ抽出により期別の派生データが抽出されます。たとえば、シナリオがZeroView=YTDであるとします。最初の期間の支出勘定科目に、値100があります。2番目の期間では、その勘定科目にデータは報告されていません。2番目の期間の期別の派生データは–100で、YTDが0になります。この視点に対して、期間ベースでデータベースへのデータの抽出が実行されている場合、最初の3つの期間の値は、それぞれ100、–100および0になります。