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Oracle® Hyperion Financial Managementユーザーズ・ガイド

E79706-02
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仕訳の転記

仕訳は、承認された後に転記できます。仕訳は、提出して承認された後に転記することも、使用可能な仕訳のリストから選択して後から転記することも可能です。

仕訳を転記するシナリオ・ビューは、Scenario属性"ZeroViewForAdj"の設定によって異なります。この属性がPeriodic(期別)に設定されている場合は、仕訳はPeriodic値に転記されます。この属性がYTDに設定されている場合は、仕訳はYTD値に転記されます。

仕訳は、1つずつ、またはまとめて転記できます。仕訳を転記するには、仕訳期間を開いておく必要があり、明細行の各エンティティのセキュリティ・クラスに対して「すべて」のアクセス権を持っている必要があります。

仕訳を転記できるかどうかは、仕訳データのプロセス単位のレベルによります。たとえば、「確認者2」のプロセス管理のセキュリティ役割があり、仕訳により影響されるデータがプロセス単位のレベル6である場合は、仕訳を転記することはできません。プロセス単位のレベルを参照してください。

仕訳から調整を転記する際、調整値は、指定された調整メンバーに格納されます。仕訳の転記には、値ディメンションのEntity Currency Adjustments、Parent Currency Adjustments、Parent AdjustmentsおよびContribution Adjustmentsの、4つのメンバーを使用できます。

値ディメンションの次のメンバーのいずれかを使用して、特定の親と子の組合せ(ノード)に転記できます。

  • Parent Adjs - 連結する前にノードで使用します。

  • Contribution Adjs - コントリビューションの合計を決めるときに使用します。

    注意:

    ノードの調整は、親通貨で転記されます。

同じ勘定科目のEntity Currency Adjsメンバーに複数の仕訳が転記されると、結果は累積されます。現在の仕訳の合計が、Entity Currency Adjsの既存の合計に加算されるか減算されます。

仕訳を転記すると、勘定科目残高が再計算されるため、データベースにより調整が反映されます。仕訳ステータスは「転記済」に変更され、調整はデータ・グリッドに表示されます。

注意:

仕訳により作成された調整値のデータが未解決になるため、転記済の仕訳の削除や名前の変更は行わないでください。

仕訳を転記するには:

  1. 「仕訳の管理」ページで、仕訳の視点(POV)を設定します。
  2. 転記する仕訳を選択します。

    すでに転記済の仕訳は転記できません。

  3. 「転記」をクリックするか、「アクション」「転記」の順に選択します。