プロセス管理がアプリケーションのシナリオで使用可能になっている場合は、アプリケーション管理者は各ユーザーに特定のセキュリティ役割を割り当てる必要があります。管理者は、ユーザーに1つ以上のセキュリティ役割を割り当てることができます。『Oracle Hyperion Financial Management管理者ガイド』を参照してください。
プロセス管理を開始するには、「確認監督者」のセキュリティ役割が割り当てられている必要があります。確認監督者がプロセス単位を開始し、これを「第1パス」ステータスに上げると、他のユーザーはこれを検証して変更データを入力し、次のレベルに上げることができます。提出者のセキュリティ役割を持っている場合は、確認レベルをスキップして、データを「送信済」ステータスに上げることもできます。
アプリケーションには12までのセキュリティ役割を設定できます。
表12-1 プロセス管理のセキュリティ役割
セキュリティ役割 | 説明 |
---|---|
確認者1 - 9 |
プロセス単位を次のレベルに上げるか、却下できます。プロセス単位のレベルを参照してください。 |
確認者10 |
プロセス単位を却下することはできますが、次のレベルがないため、レベルを上げることはできません。プロセス単位を最終的な承認のために「送信済」レベルに移動するには、提出者である必要があります。 |
送信者 |
プロセス単位を確認プロセスの最終ステージに進めて承認できるようにするアクセス権があります。デフォルトのアクションは、プロセス単位を次のレベルに上げることですが、提出者は、いくつかの確認レベルを省略して最後のプロセス単位のレベル(提出済)に直接進み、最終的な承認を得ることができます。 |
確認監督者 |
エンティティのデータへの入力を許可するプロセス単位を開始するアクセス権があると、データを承認して公開することができます。 プロセス単位のレベルを上げるか却下するには、プロセスのレベルに応じて、確認者1から確認者10の役割も必要になる場合があります。プロセス単位のレベルを参照してください。 |