ユーザーへのEssbaseアプリケーションの役割のプロビジョニング

各Essbaseサーバーには、それぞれ独自のデータベースを持つ、複数のEssbaseアプリケーションを設定できます。Essbaseサーバーのユーザーは、各アプリケーションおよびそのデータベースに別々にプロビジョニングする必要があります。

ユーザーにEssbaseアプリケーションの役割をプロビジョニングするには:

  1. Shared Services Consoleに機能の管理者としてログインします。Shared Services Consoleの起動を参照してください。

    注意:

    Essbaseアプリケーションのプロビジョニング・マネージャの役割がプロビジョニングされているユーザーは、このアプリケーションの役割を他のユーザーにプロビジョニングできます。

  2. プロビジョニングするユーザーまたはグループを見つけます。

    ユーザー、グループ、役割および委任リストの検索を参照してください。

  3. 「管理」「プロビジョニング」の順に選択します。

  4. オプション: ビューを選択します。

    役割は、階層(ツリー)またはリストに表示できます。階層をドリルダウンし、使用可能な役割を表示します。リスト・ビューでは、使用可能な役割が表示されますが、階層は表示されません。

  5. Essbaseサーバーを表すノード(例: EssbaseCluster-1)を展開します。

  6. Essbaseサーバー・ノードの下で、前の項で作成したEssbaseアプリケーションを表すノードを展開します。

  7. Essbaseアプリケーションの役割を選択し、「追加」ボタンをクリックします。表 5に、Essbaseアプリケーションの役割とその埋込み権限を示します。

    表5.  Essbaseアプリケーションの役割

    役割説明
    アプリケーション・マネージャ

    割り当てられたアプリケーション内でデータベースとアプリケーションの設定を作成、削除および変更します。アプリケーション内のデータベースのデータベース・マネージャの権限も含みます。アプリケーション・マネージャは、自分で作成したアプリケーションおよびデータベースだけを削除できます。

    注意:

    プロビジョニング・マネージャ役割は、ユーザーがEssbaseアプリケーション・マネージャを移行する際にそのユーザーに自動的に割り当てられます。ただし、Essbaseアプリケーション・マネージャをShared Services Consoleで作成する場合は、プロビジョニング・マネージャ役割を自分自身に手動で割り当てる必要があります。

    データベース・マネージャ割り当てられたアプリケーション内のデータベース、データベース・アーティファクト、ロックを管理します
    計算割り当てられた計算およびフィルタを使用して割り当てられたスコープを基に、データ値の計算、更新および読取りを行います
    書込み割り当てられたフィルタを使用して、割り当てられたスコープを基に、データ値の更新と読取りを行います
    読取りデータ値を読み取ります
    フィルタフィルタの制限に応じて特定のデータとメタデータにアクセスします
    アプリケーションの開始/停止アプリケーションまたはデータベースを開始および停止します
    プロビジョニング・マネージャEssbaseユーザーにこのアプリケーションからの役割をプロビジョニングします
  8. 「OK」をクリックします。

  9. 「OK」をクリックします。

  10. オプション: このEssbaseアプリケーションの役割を他のユーザーにプロビジョニングするには、手順2から手順8を繰り返します。

  11. オプション: このEssbaseサーバーに属する他のEssbaseアプリケーションの役割を選択したユーザーにプロビジョニングするには、手順6から手順9を繰り返します。